システム運用とシステム保守の違い メモ
2015年06月10日
システム運用とシステム保守の違い メモ
システム運用とシステム保守の違い メモ
IT化が進んだ現代社会では、業務にシステムを導入している企業は数多く存在します。
平日に業務内で利用するときはもちろん、業務終了後や休日でもシステムは24時間稼働し続けています。
そしてその状態を保つには、システムの「開発」とは別に「運用」と「保守」が必要となります。
今回はシステムの運用・保守と、両者の違いについてご説明します。
【システム運用】
システム運用とは、開発されたシステムが正常に動作しているかを確認し、
トラブルが起きないよう管理することを指します。
何事も起きなければ監視を続けるのみでも大丈夫ですが、外部から攻撃的な接続を受けたり、
予想外にアクセスが集中したりといった事態が発生した場合、迅速な対応が求められます。
また、ユーザーがシステムを正しく使えているかどうかも常にチェックしておく必要があります。
【システム保守】
システム保守とは、システムの一部に変更を加えたり、新たな改善を施すことを指します。
バグなどの障害が発生した場合、その原因を究明し、既存システムの改修や新規プログラムの導入を行います。
システムだけでなく、ネットワークやサーバで問題が発生した場合も、適切な環境を整えるよう対応します。
システム運用が日々の管理にとどまるのに対し、システム保守ではシステム自体に手を加えての対応が必要です。
その業務の性質上、システム保守にはシステムに関する知識はもちろんのこと、
トラブルを即座に把握するための対応力や改修の際の柔軟なプログラミングスキルなど、
システム開発とはやや異なる技術が必要になります。
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システム業界に関して質問です。
「保守」と「運用」の違いは何でしょうか?
「保守」とはシステムを改善・変更する作業です。
一般的には概要以下のものがあります。
1.アプリケーション保守
・プログラムやシステムの障害(バグやトラブル)の原因究明
・プログラムやシステムの障害に伴うプログラムの改修およびデータの修正
・改善要望、仕様変更に伴うプログラムおよびデータの改修
2.ジョブスケジュールの保守
・バッチジョブの性能改善
・新規プログラムの導入
3.インフラの保守
・ネットワーク環境の障害対応
・ネットワーク環境の改善(ハードウエア、ソフトウエア、設定を含む)
・周辺機器のリプレース(プリンタ、外部記憶装置など)
・サーバのリプレース
・OSのリプレース、アップデート
・RDBMSやミドルウエア、ユーティリティなどの導入、リプレース、
アップデート
・端末のリプレース、アップデート
「運用」は現行のシステムを日々動かしていく作業です。
システムの変更作業はおこないません。
概要以下の作業があります。
1.運転(マシン・オペレーション)
(1)マシンの起動、停止
(2)アプリケーションの起動、停止
(3)データやアプリケーションのバックアップ作成、保管
(4)入力作業
・入力装置(磁気テープ、MDなど)への記憶媒体投入
(5)出力作業
・出力装置(プリンタ、磁気テープ、MDなど)への出力指示
およびアウトプットの取り出し、保管、担当部署への配布
(6)システム障害やシステム停止からの復旧作業 ※これはシステム保守担当も作業に参加します。
2.監視
(1)マシンやネットワークの運転状況の監視
(2)システム資源(メモリ、CPU、ディスク)の状態監視
(3)バッチジョブなどの異常監視、およびシステム部門への連絡
などです。
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参考
システム運用保守とはに関する依頼時の知恵袋
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システム運用とシステム保守の違い
システム運用の業務内容と重要性
システム運用・保守 コストの割合とその内訳
システム運用・保守 エンジニアの仕事とは
システム運用とシステム開発の役割
システム運用・保守 アウトソーシングする際の、業者選びのポイント
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システム運用とシステム保守の違い(Excelのシステム例に・・・・・・)
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