アプリ開発メモ 一目でわかるiPhone・Androidアプリ開発の違い
2015年11月16日
アプリ開発メモ 一目でわかるiPhone・Androidアプリ開発の違い
アプリ開発メモ 一目でわかるiPhone・Androidアプリ開発の違い
合宿で 「iPhone・Androidアプリ」開発 se
スマートフォンを代表する iPhone が発売されてから間もなく10年になります。現在 iPhone と Android のアプリ総数は200万を超え、年々アプリの開発数も増えてきています。
2014年には新言語Swiftが登場したことにより、 iPhoneアプリ等の開発もしやすい環境となっています。AndroidとiPhone 向けアプリの開発環境を比較して、アプリ開発の参考にして頂ければ幸いです。
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1 AndroidアプリとiPhoneアプリの開発比較まとめ1.1 比較した結果
1.2 プログラミング言語について
1.3 開発OSについて
1.4 ソフトウェアについて
1.5 アプリ申請・公開について
1.6 リリースについて
1.7 アプリからの広告収入
2 まとめ
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AndroidアプリとiPhoneアプリの開発比較まとめ
比較した結果
Android iPhone
プログラミング言語 Java Swift もしくは Objective-C
開発OS Windows ,Mac OS X ,Linux Mac OS X
ソフトウェア(SDK)AndroidStudio もしくは Eclipse Xcode
アプリ申請先 Google Play Developer iOS Developer Program
アプリ公開費用 $25(初回のみ、年会費0) 11,800円/年(価格変動有)
手数料
(有料アプリの場合) 30% 30%
リリース 数時間後 一週間前後※1
2015年3月22日時点
Java
1990年ごろに登場した世界で最も使われている伝統的なプログラミング言語です。アプリ以外にもサーバー、ブラウザ、デスクトップなど利用範囲は非常に広く、プログラマーなら知っておくべきプログラミング言語と言えます。
Swift
2014年6月にApple発表した新しいプログラミング言語になります。まだ登場して間もないため未完成な部分もありますが、これまで使用されていたObjective-cと比べるとより簡単にアプリ開発を行うことができます。現状のiPhoneアプリ開発においては、いまだObjective-cが広く使われている印象はありますが、AppleがSwiftでのアプリ開発を推奨していることもあり、今後Swiftでの開発がさらに増えると予想されます。そのため、未経験からアプリ開発をしたいと考えている方は、Swiftを学ぶことをおすすめします。
Objectie-c
1983年頃に登場したプログラミング言語。1997年頃からMac OS Xシリーズの主要な開発言語となり、現在でもiPod/iPhone/iPad向けのソフトウェア開発でもよく用いられてます。数あるプログラミング言語の中でも特殊な部類に入り、初心者が学ぶには難しい言語とされています。
開発OSについて
表に示すように、Androidは様々なOSに対応していますが、iPhoneの場合はMac OS Xのみとなります。
元々Androidアプリ開発には、Eclipseという開発環境にいつくかのプラグインなどをインストールする必要があり、Xcodeだけで開発ができるiPhoneアプリと比べると環境構築が面倒でした。しかし、2014年12月にAndroid StudioというAndroidプラットフォームに対応した統合開発環境が公開されたことで、現在はそれらの手間は軽減されてきています。一方、Xcodeには、EclipseやAndroid Staddioと違い日本語化が難しいなどの相違点があります。
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アプリ申請・公開について
アプリの開発が進むと出来上がったアプリ・ファイルをインストールし、アプリ公開に向けて Google Play Developer や iOS Developer Program へファイルをアップロードする必要があります。この時に Google Play Developer や iOS Developer Program へ事前にユーザー登録しておく必要があり、登録料も必要になります。
Google の場合は、$25 支払えば当面アプリをアップロードすることができますが、iOS の場合はアプリを公開している以上、年間11,800円(価格変動有)支払い続ける必要があります。
尚、有料アプリを公開する場合、売上の30%が手数料として Google もしくは Apple へ支払われます。Android の場合、Google Checkout、iPhone の場合はiTunes connect に所定の手続きをすることで、アプリの売上金を日本円で受け取ることができます。
リリースについて
審査
Android の場合は、作成したアプリを Google Play Developer にアップロードし、使用言語やアイコンなど各種設定を済ませると数時間後で Google Play に公開されます。ただし、差別や犯罪など反社会的な要素を含むアプリは非公開もしくは削除されるなど、Google Play のガイドラインに沿ったアプリである必要があります。
iPhone の場合は、iOS Developer Program へアプリ・ファイルをアップロードするのですが、手続きを行う画面も英語表記で、中にはコンプライアンスの合意に関するような重要な選択肢もあるため、Androidと比べると少し複雑に感じるかもしれません。また、審査期間が一週間前後と比較的長いことも大きな違いと言えます。アプリ申請から結果発表にかかる平均日数はこちらのサイトから確認できます。
アプリをリリースした後は、Google Play Developer もしくは iOS Developer Program にてダウンロード状況などアプリの管理を行うことができます。
アプリからの広告収入
自分の公開しているアプリに広告を貼り付け、そこから収入を得ることができます。
代表的な広告サービスは AdMob になりますが、それ以外にも10以上の広告サービスがあります。バナー式、アイコン型、全面型など利用したい広告によってサービス会社も違ってきますし、利用するサービスによって広告数や収入も変わってきます。特にこだわりがなければメジャーなAdMobをお勧めします。AdMobの設定は、Android ・ iPhone アプリのどちらも同じぐらい手間がかかってきます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?同じアプリを作成、公開するのでも Android と iPhone では仕組みや手続き、費用などが大きく変わってきます。また、アプリ開発は現在発展中の分野なだけあり、古いやり方ではすぐに通用しなくなってしまいますので、最新の情報をキャッチすることが特に重要になります。WEB上や書籍だけでは、情報が陳腐化している可能性がありますので、未経験から始めたいという方は、指導者や自分に合ったスクールに頼ることが上達の近道と言えるでしょう。
それではオリジナルアプリを開発して、アプリデビューしましょう!
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合宿で 「iPhone・Androidアプリ」開発 L
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