2016年12月
2016年12月15日
米ヤフーで10億人分を超える個人情報が流出 氏名、電話からパスワードまで、過去最大規模
米ヤフーで10億人分を超える個人情報が流出 氏名、電話からパスワードまで、過去最大規模
【ニューヨーク】米検索大手ヤフーは14日、10億人を超える利用者のアカウントに関連する個人情報が流出したと発表した。同社では今年9月にも5億人分の利用者の情報流出が表面化したが、今回は別件とみられる。米メディアによると、個人情報流出では過去最大規模となる。
同社によると、2013年8月に「権限のない第三者」が不正に侵入し、氏名、メールアドレス、電話番号、誕生日、パスワード、本人確認に使う質問など、利用者の個人情報を盗んだという。クレジットカードや銀行口座の流出は確認されていない。
ヤフーは今年9月、2014年にハッカー攻撃を受け、利用者の氏名など5億人分のアカウントに関連する個人情報が流出したと公表したばかり、「国家が関与した組織」による攻撃を受けたと説明していた。
2016年12月14日
米アップル、ソフトバンク基金に出資か 米紙報道
米アップル、ソフトバンク基金に出資か 米紙報道
米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)は12日、米アップルが、ソフトバンクグループが設立する予定の「10兆円ファンド」に最大で10億ドル(1150億円)を出資する方向で協議していると報じた。
同紙は、関係者の話として「最終的に決まったことは何もない」としたうえで、アップルはファンドへの出資により、人工知能やIoT(モノのインターネット)など新興技術の動向を探る狙いがあるとしている。両社は、ソフトバンクが2008年に日本でiPhone(アイフォーン)の独占販売を始めるなど、関係が深い。
ソフトバンクの孫正義社長は今月、ニューヨークでトランプ次期米大統領と会談し、10兆円ファンドを活用して米国で今後4年間で500億ドル(約5・8兆円)規模の投資をする意向を伝えていた。
2016年12月13日
遂に!『ポケモンGO』トゲピー/ピチューら「ジョウト地方」ポケモンが一部追加!
遂に!『ポケモンGO』トゲピー/ピチューら「ジョウト地方」ポケモンが一部追加!
京都府が「隠れた名所」のデータベースシステム構築へ 「ポケGO」活用にも期待
ナイアンティックおよび任天堂は、iOS/Android向けにリリース中の『ポケモンGO』に、「ジョウト地方」の一部ポケモンが追加されたと公式サイトで発表しました。
「ジョウト地方」は、『ポケットモンスター金・銀』で初めて登場した地方。日本時間の12月13日より、『ポケモンGO』にトゲピーやピチューを始め、一部の「ジョウト地方」ポケモンたちが追加されました。公式サイトの記述によると、新実装ポケモンは、"タマゴ"から見つかるかもしれないとのことです。
さらに、同日から2016年12月29日まで、赤い帽子をかぶったピカチュウが期間限定で登場。年末のホリデーシーズンにあわせて実装される赤い帽子をかぶったピカチュウをARモードで写真を撮ってシェアするTwitterハッシュタグ「#HolidayPikachu」も公式より展開しています。
ウィロー博士がトゲピー、ピチュー、その他何種類かのポケモンがタマゴからかえることを発見しました!https://t.co/R64LLgzJey pic.twitter.com/hfxxgIoKyH— Pokemon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2016年12月12日
今回の追加で「ジョウト地方」ポケモンが全て実装したというわけではありませんが、『ポケモンGO』ファンは再び街を歩き回る良いタイミングと言えるかもしれませんね。
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ポケモンGOからみえる勝ち組 / ポケモンGO、日本縦断
今年はまった! 「2016年ヒット商品」1位の『ポケモンGO』 2位の『君の名は。』
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日本での「現象」 <ポケモンGO>危険な「一斉移動」 背景に「不正ツール」
「2016年ヒット商品」1位は、『ポケモンGO』2位は、『君の名は。』・・・
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2016年ヒット商品」1位はポケGO、2位…君の名は。
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2016年12月10日
イオングループ店舗【ポケモンGO】約3,500カ所 店舗がポケストップやジムに
イオングループ店舗【ポケモンGO】約3,500カ所 店舗がポケストップやジムに
イオングループの店舗が『ポケモンGO(Pokemon GO)』のポケストップやジムになりました。
日本国内では、「ポケストップ:2,983カ所」「ジム:415カ所」の計3,398カ所、海外では香港・マレーシア・タイ・ベトナム・カンボジア・インドネシアの6か国で「ポケストップ:100カ所」の合計3,498カ所で12月7日よりゲーム内で登場しています。
イオングループの店舗がポケストップやジムになることで、さらにアイテムが回収しやすくなりますね。
イオンとナイアンティック、株式会社ポケモンから安全に楽しく遊ぶための注意喚起もイオンの出ていますので、イオンで『ポケモンGO』をプレイする際はルールを守ってプレイしましょう!
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参考
ビジネス アプリ 【ポケモンGO】約3,500カ所のイオングループ店舗がポケストップやジムに
イオン 周辺「ブラックフライデー」日本でも? ユニクロなどセール 「感謝祭」?
日本での「現象」 <ポケモンGO>危険な「一斉移動」 背景に「不正ツール」
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イオン 京都 【ポケモンGO】約3,500カ所のイオングループ店舗がポケストップやジムに
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新語・流行語大賞に「神ってる」 京都 今年の漢字は?
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ポケモンGOからみえる勝ち組 / ポケモンGO、日本縦断
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2016年12月08日
DeNA会長らまとめサイト 「キュレーションサイト」問題謝罪 ウェルク閉鎖示唆
DeNA会長らまとめサイト 「キュレーションサイト」問題謝罪 ウェルク閉鎖示唆
DeNAによると、閉鎖されるのは「WELQ」のほか、「iemo」「Find Travel」「cuta」「UpIn」「CAFY」「JOOY」「GOIN」「PUUL」です。
ディー・エヌ・エー(DeNA)が外部筆者らの記事を集めた「キュレーションサイト」の不正確さを指摘され、公開をすべて中止した問題で、守安功社長と南場智子会長が7日、記者会見を開いて陳謝した。問題の発端となった健康・医療情報サイト「ウェルク」は「再開のハードルは非常に高い」と閉鎖を示唆した。
会見の冒頭、守安氏は「多大なるご心配をおかけし、心よりおわび申し上げます」と述べ、南場氏らとともに深々と頭を下げた。
守安氏らは、社内のプロデューサーが指示し、社外のライターらにお金を払って記事をつくっていた仕組みを説明。サイト上では、DeNAは記事に関わっていないと説明していたが、「ウェルク」の記事の9割は、報酬を出して書いてもらっていたという。守安氏は「メディア事業をつくる上での著作権者への配慮や情報の質の担保などへの認識が甘かった」と述べた。
DeNAは第三者委員会をつくり、このような手法を誰が主導したかや、なぜ問題の広がりを防げなかったのかなどを調べてもらう。調査後、関係者を処分する方針だ。不正確なサイトの記事で健康被害を受けたり、自身の記事をコピーされるなど著作権を侵害されたりした人からの相談を受け付ける窓口も設置する。
守安氏は、14年に「イエモ」などのキュレーションサイトを買収した時点で著作権侵害の危険性を認識していたという。ただ「12年をピークに業績が下がり、他の新規事業も期待通りに成長しなかった」ことから、「成長を求める中で管理体制がおろそかになった部分があり、反省している」「(成長への)チャレンジと法令順守のバランスをとれなかった」と述べた。
DeNAが8サイト非公開 「iemo」「Find Travel」など 「MERY」は存続
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DeNA、「3時間謝罪」でも解明しない詳細経緯 キュレーション事業の現場責任者は欠席
DeNAによると、閉鎖されるのは「WELQ」のほか、「iemo」「Find Travel」「cuta」「UpIn」「CAFY」「JOOY」「GOIN」「PUUL」です。
DeNAが8サイト非公開 「iemo」「Find Travel」など 「MERY」は存続
「当社サービスを利用している皆様、お取引先、株主、投資家、ネット利用者、すべてに多大なるご心配をおかけしたことにお詫び申し上げます」。12月7日15時30分。住友不動産渋谷ファーストタワーのホールで行われたディー・エヌ・エー(DeNA)の記者会見の冒頭で、守安功社長は謝罪した。
謝罪に至る原因は、同社のキュレーションメディア事業を巡るトラブルにある。キュレーションメディアとは、ネット上のコンテンツをテーマごとにまとめ、配信するメディアのことだ。
DeNAは2014年9月に女性向けファッションサイト「MERY」を運営するペロリ、インテリア関連を扱う「iemo(イエモ)」を買収することでキュレーションメディア事業に参入。その後はiemoの創業者である村田マリ氏による統括の下サービスを拡充し、合計10メディアを運営する体制となっていた。
記事の6-9割がライターによる執筆だった
騒動のきっかけは、医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」上で医学的に信憑性が疑わしい内容の記事が存在し、しかもそれらの記事がグーグル検索結果の中で上位に位置することが指摘され、ネットで「炎上」したことだ。実際、記事は専門家による監修などのクオリティチェックがないまま公開されていた。WELQは11月29日、ほかのメディアに先立ち非公開化の措置がとられた。
続いて12月1日には女性向けファッションサイトの「MERY」を除く9サイトが非公開化された。こちらの原因はコンテンツの転用問題。記事の製作過程で、運営者から記事の作成者に転載を推奨していたととらえられかねない点があったという。
キュレーションサイトでは一般のユーザーもコンテンツを作成することができるが、実際は記事を量産するためにクラウドソーシングサービスなどでライターへの記事の発注を行っている。「MERY」以外のサイトにおける配信記事の6?9割がクラウドソーシングで集めたライターが書いたもので、発注の際に、マニュアルなどで転載を指示しているとされかねないものがあった。
一方、MERYについては「運営体制が別であり、転載の指示も確認されなかった」ことから公開を維持していた。だが、週明けの5日に第三者委員会の設置を発表。調査を行う上でサービス運営が停止していることが必要との判断から、7日に非公開化されている。
今回の会見に登壇したのは守安社長とDeNAの創業者である南場智子会長、そして小林賢治経営企画本部長の3名。キュレーション事業の統括責任者である村田マリ氏やペロリの代表取締役である中川綾太郎氏の姿はなかった。経営陣の認識、数字面についてはできる限りの回答をする様子は見て取れた。しかし、現場を統括する責任者が不在だったため、経緯の詳細が十分に解明されることはなかった。
会見は質疑応答が続く限り時間無制限という方式で行われたため、15時半の開始から終了まで3時間を要した。主な質疑応答は以下のとおり。なお、質問数は多数に及んでいるため、同趣旨の質問とその回答に関しては一つにまとめている。
新事業が期待通りに成長しなかった
――なぜ、このような事態が起きたのか。
守安:第三者委員会を通じて明らかにしていくことだが、現時点の私の考えでは、二つの要因がある。一つはゲーム事業が落ち込んで、新しい事業を作らなければならないということで、さまざまな事業にトライしてきたが、期待通りに成長することが難しかった。その一方、外を見るとメルカリやスマートニュースといったサービスが勢いよく成長していた。その中で出会ったのがiemoであり、MERYだった。
買収したときに、スピードやチャレンジ精神という、スタートアップのよさを温存しつつ、東証1部上場企業としての体制を構築するバランスを取る必要があるが、それがうまくいかなかった。
もう1点はメディア事業を作っていくということに対する認識。質の担保や著作権者への配慮など、本来メディアとして行わなければ行けなかった点が不足していた。著作権侵害について、会社として主導していたという認識はない。しかし、著作権者への配慮や、社内の管理体制に不備があった点には深く反省している。
――問題について、社内からの指摘はなかったのか。
守安:一部にそうした懸念もあったが、11月中旬以降に外部からの声が大きくなった。私自身の認識としては、WELQの医療記事については夏前から外部からの指摘があり、監修していただけるところを探していた。
公開しているものを順次監修していけばよいのではないかと思っていたが、その認識に世間とのズレがあった。転載問題に関して言うと、私はマニュアルを見たことがなく、先週月曜日に配信されたBuzzFeedの記事を見て初めて知った。
――業績への影響は?
小林:キュレーション事業は今第3四半期には若干の黒字を見込んでおり、来年度には10億円の四半期利益を目指していたが、今回の件を受け、事業の状況が大きく変わった。金額の影響は現在精査している。買収によってのれんが発生している企業はiemo、Find Travel、ペロリの3社で、現時点でそれぞれ7.9億円、1.3億円、26.5億円ののれんがある。
「村田マリ氏はマニュアルを把握していない」
――キュレーション事業を統括している村田氏が登壇していないのはなぜか。今回の問題について、村田氏からどのような報告を受けているのか。
守安:ここまで大きな問題になったので、会社のトップである私が説明するのが筋だろうと判断した。マニュアル問題については、本人に聞いたところ「把握していない」という答えだった。責任の所在については、第三者委員会による調査の中で決めていく。
――権利侵害に対して、どのように対応していくのか。
守安:現在の所、窓口を開設しており、問い合わせがあれば調査ができる状態になっている。個別の問い合わせについては一件一件対応していくが、全体としてどのように対応すべきなのかという点については、現時点では決まっていない。
――南場氏はこの問題についてどう思っているのか。
南場:ただ残念で、申し訳ないの一言。キュレーションの現場はミスや過ちがゼロにはならないが、速やかにチェック機能を働かせて管理監督ができるようにするのが一流企業のあり方。自ら過ちについて是正する機能を徹底的に強化していく必要がある。
今はキュレーション事業が問題になっているが、ほかの事業部がまったく問題ないわけではない。内部通報や内部監査のオペレーションで、それぞれの事業部において不適切な運営や業務が行われているときに、速やかに是正される仕組みがある。
そのはずだが、今回は外部から指摘があるまで自浄できなかった。しっかり立て直す必要がある。ルールを守って事業を発展させるのは当然のこと。会社を作り直す気持ちで取り組みたい。
今後2カ月で調査結果が見えてくる
――守安社長は、今後社長を辞めることになるのか。
守安:辞める予定はない。非常に大きな問題を引き起こしたが、この問題を世間が納得する形で解決し、世間の人が喜ぶ事業を作ることが私の使命だと考えている。
南場:昔から共に経営を行ってきた人間として言うと、現場への指示はするが、確認にどれだけの時間を使うかというバランスに関しては問題があった。本来、守安は遵法精神のある人間だ。
――第三者委員会に関する今後のスケジュールは。
小林:調査内容や日程については、調査委員会が考えるべき問題で、答えるのは難しい。時期を急ぐより、しっかりと中に踏み込み、実態としてどうだったかを振り返ることができるものにしたい。
守安:メンバーの選定は打診を含めて行っており、一週間以内といったタイミングで決めたい。私としては、2カ月程度で結果が見えると思っている。
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まとめサイト DeNAのWELQ問題、最大の原因とされている責任者「村田マリ」とは何者なのか?
「検索結果上位をニセの医療情報などで埋め尽くして金儲け」「ニセ医療情報を信じて健康被害が多発」という事態となっていた「DeNAによるWELQをはじめとする複数サイトでのコンテンツファーム問題」を受けて運営元のDeNAは医療情報をまとめたキュレーションサイトWELQを閉鎖、さらに類似の手法で展開していたiemo、Find Travel、cuta、UpIn、CAFY、JOOY、GOIN、PUULを閉鎖、そして独立して運営しているので問題ないとしていたはずのMERYまでも閉鎖、そして12月7日(水)15時半より記者会見を開き、ネット上でもYouTubeでライブ中継、さらにNHKも生中継するというレベルにまで至りました。
WELQなど全10サイトを非公開に DeNAが記者会見 - YouTube
しかし、なぜか昨日の記者会見では現場に関する最大の責任者であるはずの「iemo」の創業者で、今回の検索結果をゴミだらけにした責任者と目されている「村田マリ」が姿を見せないままなのですが、そもそも一体どういった人物で、なぜ最大の責任者だと見られているのでしょうか?
まず経歴はBSジャパンのインタビュームービー「「女性起業家 成功の秘訣」 | 日経プラス10 トークplus - YouTube」と「村田 マリ (iemo株式会社 Founder 、代表取締役CEO) プロフィール - Wantedly」に掲載されている内容などを足すと以下のようになります。
2000年4月~2004年1月:サイバーエージェント入社、6つの新規事業を担当
独立後、この間に10ヶ月間、デザイン会社の雇われ社長として働く
2005年3月3日:コントロールプラス設立、Web制作会社で受託がメイン、もともとの場所は中央区茅場町駅目の前にあるSOHOタイプのデザイナーズビルの2フロアに入居、事業内容は「インターネットホームページの企画および制作」「インターネット広告代理店」など。
2010年:結婚
2011年:出産
2012年2月~5月:「スイーツコレクション」「すしコレクション」「ギルドメシア」などのソーシャルゲーム事業をgumiに売却
2012年3月:ゲームタイトルをサイバードへ事業売却
2012年4月:デートスポット検索サービス「デート通.jp(2016年11月30日に唐突に閉鎖)」をインフォニアへ事業売却
2012年9月:家族でシンガポールに移住
2013年12月:iemo設立
2014年10月:iemoをDeNAに売却、iemo代表取締役CEO 兼 DeNA執行役員に就任
厳密には愛知淑徳中学校・高等学校を中退後、早稲田大学に進学、「二十くらいのインディーズバンドを紹介するポータルサイトを運営」し、ユーザーからの感謝の気持ちだけだと「それだけ?」と感じたため、「入場料が儲かるかも」ということでオフ会を開催して20万円ほど稼ぎ、ソニーミュージックエンターテインメントがスポンサーについて規模も450人、1000人と拡大、USENのオンライン音楽コンテンツ部門にOEMとして持ち込み、ミュージック系コンテンツの中の「インディーズ」に。そこから、新卒でサイバーエージェントに入社しており、「大体3人ぐらいで新規事業をやってくれ」ということでテーマだけ投げられ、あとはまるごと任されるというのを6回経験しており、このときの経験をもとに独立して自分の会社を設立、さらにインタビュームービー中では下記のようにDeNAでの役割について村田マリ本人が語っており「DeNAからキュレーションのサイトを10種類に増やすように言われた」と明言しています。つまり、WELQなどのとんでもない悪質な情報をまき散らしていたサイト群を作った張本人なのです。
「女性起業家 成功の秘訣」 | 日経プラス10 トークplus - YouTube
「DeNAではですね、iemoという事業が不動産にまつわる読み物をスマートフォンの中で読めるという事業なのですが、それと同じものをDeNAの中では他の業界、他のジャンルでというのをどんどん展開しています。インターネット上にいろいろ広がっている情報で、特にiemoという会社であれば家を作るとか、リフォームするとか、インテリアを選ぶとか、そういった不動産にまつわる情報を集めたスマートフォン向けの情報メディアがiemoになります。それと同じように、例えばファッションであるとか、育児・出産であるとか、そうしたジャンルをですね、2015年中に10種類にしてくださいというオファーをDeNAで受けているので、iemo以外、もう8個立ち上げないといけないですね」
さらにどういうようにして立ち上げていくかという話もしており、もともと小説家志望だったため、事業計画や人員の採用計画を小説を書くようにして作っていたことも明らかにしています。
「もともと小学生の頃から小説家になりたいと思っていて直木賞の先生の作家のゼミで文章を書いたりしてたんですが、その傍らでインターネットに出会って、インターネットのベンチャー起業に勤めてみようかなと。小説家の夢は一回あきらめて、忘れてたんですね。こういうビジネスを行った場合、こんな方々に使ってもらえる、そのビジネスを大きく伸ばしていくためには、こんなメンバーがそろうといいなぁというように描く事業計画や人員の採用計画がどんどん盛り上げて書いていく、という行為に似てるんだと気づきまして、結局原点に帰ってきて、同じ事をやっているんだな、と」
別のインタビュー(キャッシュ)でも以下のように語っており、小説も事業計画も「妄信させるのは同じ」と断言しています。
「事業計画は小説と同じなんです。小説は妄想であり、ハッピーエンドですが、読む人の気持ちを盛り上げるように、事業もみんなに夢を信じてもらい、本気で達成するんだと妄信させるのは同じです。(中略)」
また、計画の作り方の具体的手順についてはサイバーエージェントで身につけたことを自ら明言しており、村田マリ本人の公式ブログ2012年8月24日のエントリー「ありし日の鬼教官に会いに | 兵は神速を貴ぶ」(キャッシュ)にて、当時22歳の村田マリ氏が、「サイバーエージェントの役員を経て、テイクアンドギヴ・ニーズの役員、今現在はTabioの執行役員をされている。電通出身であった美濃部さん」の企画書作りを見て何を学んだかが分かります。
2000年に入社したサイバーエージェント。
新卒だった私が「この人はすごい」と恐れ多くもベンチマークしていた先輩が2名いる。
『美濃部さん』(当時31歳)がそのひとりだった。
自身がデキる人であった分、ゴールへの執念や求める仕事レベルが高くて
時に周囲に戦死者を出しながらも、部隊を勝利へと導くような執行者であった。
サイバーエージェントの役員を経て、テイクアンドギヴ・ニーズの役員、
今現在はTabioの執行役員をされている。
電通出身であった美濃部さんは、マーケティングやブランディングを得意として、
激烈なマネジメントを行うひとであった。
当時新卒22歳のわたくし。別部署であったため、美濃部さんの企画書が見たさに、
深夜になると「書類整理を手伝いたい」と買って出て、忙しい彼のデスク周りを
チマチマとうろついていた。
強烈なマネジメントで恐れられていたため、
「マリ、よく自分から近づくね」
と周囲に言われることはあったが、仕事ができるようになりたいという熱意が勝ち、
自分から話しかけていくのに、2時間後には半泣きで帰るというようなことを繰り返した。
美濃部さんは、そんな新卒にも悪態をつきながらもスタバのコーヒーをくれたり、
さりげなく提案書をコピーし解説して渡してくれたりして、それなりに可愛がってもらった。
12年も前のことながら、この時習ったストーリー立てビジュアルを多用しながら
結論へ落とし込んでいくプレゼン手法は、今でも私の企画書の常套手段である。
つまり、企画書作成の常套手段として「ストーリー立てビジュアルを多用しながら結論へ落とし込んでいくプレゼン手法」を身につけたとしており、このことからもかなり具体的にWELQなどのとんでもない悪質なキュレーションサイト群について、事前に計画していたのではないかと思われます。
さらに、できるだけ安いコストで大量のエントリーを作成し、検索結果の1ページ目上位に位置づけられることで広告などの収益を爆増させるという恐るべきWELQなどのニセ医療情報サイトを運営するためのノウハウについても、「DeNA、「ベンチャー2社同時買収」の果実 | インターネット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準」の中でキュレーションプラットフォーム推進室長である牛尾正人氏は以下のように答えており、「もともとDeNA社内にはキュレーションについてのノウハウがない」と明言しており、ノウハウ部分をiemoなどに期待して50億円もの買収をしたことを以下のように話しています。
牛尾:確かに複数の新規事業を立ち上げているが、キュレーションプラットフォーム事業の経験者はいない。イエモとペロリは住宅と衣服分野で圧倒的なプレゼンスがあり、それを裏で支えるノウハウはディー・エヌ・エーの社内にないものだと思っている。こうした事業はやってわかることがあるし、逆にやってみないとわからないことが多い。時間を買うだけでなく、イエモとペロリのチームを買収で手に入れたという考え方になる。
つまり、村田マリ氏は今回の「DeNAによるWELQをはじめとする複数サイトでのコンテンツファーム問題」のキーとなる人物であることは疑いようがなく、悪質な手法をDeNAに持ち込み、広め、結果的にはサイト全閉鎖へと至る原因だったと言っても過言ではない人物であるわけです。
また、村田マリ氏はシンガポールに在住しており、2015年4月3日の村田マリ公式ブログ(キャッシュ)によると、以下のような部屋から今回の大問題を引き起こしたさまざまな件などの指示を出していたとのことで、「こんな感じでビデオチャットで参加していて、終日ミーティングを行います。一日8本ぐらい。ちなみに東京にいるときは、一日15本ぐらい」と書いています。
以下が事業部長会議の様子。左上に村田マリ氏が写っています。
「キュレーション」の「プラットフォーム」と言いながらも読者が自発的にエントリーを投稿するのではなく、実態としてはフリーライターを安価に雇って(2000文字1000円)こき使ってエントリーを大量生産(1日100記事前後)しており、以下のインタビュー「「奥ゆかしさはもう女性の美徳ではない」日本一のメディア群を仕掛ける村田マリの頭の中 | DeNA | 働き方インタビュー(経営者編)」(キャッシュ)でも「DeNAパレットの中でも内製している7媒体のメディア」と言っており、「毎朝メンバーとTV会議をして日々の動きやミッションを共有」「リアルタイムに情報交換や指示出し」ということでかなり細かくコントロールしていることがわかります。
DeNAパレットの中でも内製している7媒体のメディアを見ている東(ひがし)というメンバーに、「こういう事業にしたい」というビジョンの共有をして、裁量を任せて意思決定していく。具体的には、毎朝メンバーとTV会議をして日々の動きやミッションを共有。また個別のやりとりはSlackでリアルタイムに情報交換や指示出し。あとは東などのリーダーが7媒体、それぞれをコントロールしてくれているので、意外にリモートでもできてますね。
さらに、先日の会見でDeNAの守安社長は「報道で初めて今回の件を知った」と答えていますが、村田マリ公式ブログの2015年1月30日エントリー「創業者の南場さん、ペロリあやたろうとランチ | 兵は神速を貴ぶ」(キャッシュ)によると、「そこに守安社長ががっつり入っているフォーメーション」というようにして、以下のように明言されています。
この日は午前中から晩まで、打ち合わせや食事などMERYを運営するペロリ社あやたろうと一緒。2社同時買収で成果を出すことを誓った運命共同体というのは、身上が似ているため、最近では姉弟のようなシンパシーがわいています。あやたろうは本当によく考える優秀な経営者で、若手の中でも相当ぬきんでていると思います。彼とスタートアップのように一緒に事業を作っていけることに喜びと心強さを感じます。そこに守安社長ががっつり入っているフォーメーションは非常にレアな状況です。刺激的な日々が続いています。
守安社長の関与については上記エントリーだけでなく、2015年1月25日の村田マリ本人の公式ブログのエントリー(キャッシュ)でも下記のように「守安社長が捕まえやすい」「小さい判断でもメッセンジャーや電話で気軽に話せて、たいてい即レスか当日中に決断できる」と書かれています。
もうひとつ意外なことがあって。それは守安社長が捕まえやすいこと。小さい判断でもメッセンジャーや電話で気軽に話せて、たいてい即レスか当日中に決断できるので、スピード感が鈍らないのは失礼ながら意外でした….
そのため、具体的な恐るべき悪質さについて知ったのは報道されてからなのかもしれませんが、少なくとも今回の事件の責任者である村田マリ氏の公式ブログを読む限り、最初から分かった上で指示を出していた可能性はゼロとは言い切れません。
加えて、記者会見でDeNAがやっていたことは「コンテンツプラットフォーム」であって情報を自前で作成するメディアではないというような答弁をしていたため、「モラルが分かっていない素人の集団が暴走した」というような説明をしていましたが、実態と食い違っている可能性が大きいです。
事実、2014年10月10日の「DeNA acquires “iemo”. 買収を即決できた6つの納得ポイント | 兵は神速を貴ぶ」(キャッシュ)にて、村田マリ本人が以下のようにして人材について紹介しており、少なくとも「元オールアバウト編集統括」「元サイバーエージェントアメーバ事業部長」といったようなメディア経験者が最初からそろっています。
編集長の徳島久輝(左)は人間力とバランスの人。前職オールアバウトでは編集統括をしており、正直こんな大人プレイヤーが設立2ヶ月時のスタートアップに自分から飛び込んできたことに私が一番驚いている。どこに出ても「素敵な方ですね」と言われてなぜか私がくすぐったい。前職で新規事業のための競合調査中にiemoを見つけて運命だと思っちゃったらしく、その二日後に転職が決まる。『ビビビ婚入社』と呼んでいる。
共同で代表取締役をしている鈴木裕斗(右)は、年齢のわりになんでもマルチに揃った好青年。モデルのようなルックスで仕事もスマートにこなし性格も穏やかで調和型という、不足しているスキルがあまり見当たらない人間だ。ある日ふらりとオフィスに来て話を聞きたいという。肩書きを聞けば、サイバーエージェントでアメーバ事業部長で部下500人。話した感触もデキる若者だったので「こんな人材がウチにくるわけがない」と小一時間話して帰した後、どうせ冷やかしだと思ってメールも送らなかった。すると2週間後にカバンひとつぶら下げた鈴木が「出てきました。iemoと心中するつもりです」とオフィスのソファーに座っているではないか・・・。まるで『駆け落ち婚入社』だった。
左にいるのが「元オールアバウト編集統括」の徳島久輝氏、右が「元サイバーエージェントアメーバ事業部長」の鈴木裕斗氏。いずれも大規模なメディアサイト運営経験者であり、素人ではありません。むしろ「プロ」であるのにもかかわらず、悪質で害悪な情報を検索結上位に表示するように画策し、メディアの信頼を地に落としたサイト群に関わる立場にいた、というわけです。
最も意味不明なのは、村田マリ本人がインタビューの中で、以下のようにしてキュレーションメディアには編集長を置くべきだと主張している点。この主張通りなのだとすれば、「WELQには一体どのような編集長を置いたのか?」というのが最大の疑問点となります。
――村田さんが運営するiemoにも、編集長がいるのですよね。
はい。元オールアバウトの徳島久輝という編集長がいます。彼の存在はiemoには欠かせないドライブですね。
逆に編集長がいなくて、部署内でなんとなくキュレーションしているメディアはね…テイストがバラバラの記事が混在するだけで、意味がない。ユーザーは、見えちゃうんですよ。記事を見ただけで、感じ取れちゃうの。書いている人の温度感とかね。やっぱり、私は、メディアはその方向性を決める核となる編集長やキュレーターがいないとダメだと思う。
ここまでの流れを見ると、村田マリ氏の視点から欠けているのは、むちゃくちゃな医療情報などを目にして読んでしまう「読者の視点」「ユーザーの体験」なのではないか?と思いそうなのですが、実は読者のこともちゃんと考えていたことが過去のインタビュー記事「DeNA・iemo村田マリさんが語る、新規事業で大切な「求心力」の育て方 | 未来を変えるプロジェクト by DODA」(キャッシュ)からはわかり、自分自身で「ユーザーの生活はこういう風に彩られるのではないかとイメージする力が強い」と明言しています。
強いていえば、私は、相手に事業の中で一緒にやってほしいことが最大限魅力的に映るようなプレゼンテーションが得意だと思います。そして、それを支えているのは「妄想する力」だと考えます。
新規事業のアイデアを着想したときに、こんな風に成長するのではないか。成長した暁には社会はこう変わるのではないか。ユーザーの生活はこういう風に彩られるのではないかとイメージする力が強いです。普通に考えたら有り得ないことに可能性を見出そうといろいろな仮説を立てる力は、ひとより突出しているかもしれません。
一方、別のインタビュー中ではユーザーの反応を「数字」でだけ捉えていることをうかがわせる返答をしており、村田マリ氏が「妄想する力」で思い込んでいた読者・ユーザーというのは「ただの数字」に過ぎず、その結果、間違った医療情報を信じて健康被害を出す現実の人間がいるのだということがまったく想像できておらず、妄想力は強いが想像力は弱いのではないか?と思われます。そのことを本人が下記のように答えており、ソーシャルゲームと同じようにしてチューニングしていることが明らかになっています。
いま10媒体合計で月間5,000万ユーザーの方にアクセスいただいているんですけど、そういう方々の反応を見ながら、一緒に「どういうメディアに育てていこうか」とディスカッションできるような人がいいなと思っています。
やっぱり、ユーザーの反応を見てどんどん変えていくのって醍醐味だと思っていて。ソーシャルゲームはまさにそうで、イベント運営ってナマもので、そこで出るKPIの数字から「ユーザーさんが楽しんでくれているから、次はこういう手を打とう」みたいなチューニングをしていく。なので、ユーザーと何かフュージョンしながら一緒につくっていくような事業体でした。
わたし自身もソーシャルゲームの事業をやっていましたし、このDeNAという会社自体もその経験を踏まえているので、ユーザーの反応を見ることに非常に長けているのが特徴なので。
先の村田マリ氏本人の履歴を見ると確かに「ソーシャルゲーム事業をgumiに売却」しており、DeNA自体もソーシャルゲームを当てて球団を持つほどの大企業に成り上がった経験があり、かなりユーザー情報分析の経験が双方ともに豊富であることがわかります。しかし、それら分析についても本来であれば、ゲーム作成に必要なクリエイティブな要素、ユーザー・プレイヤーはどのように思うだろうか、何を感じてくれるだろうか?という最も大事な部分をつかむためのものであり、決して人間を単純にKPIのような数値のみに抽象化して人格を無視して数字が良くなるようにチューニングし続けるためだけのものではないはずです。
事実、「ユーザーの心」をKPIなどの数値によって把握することができると信じていたことが「今週、一番ホットな起業家が語る「次に来るメディア」(キャッシュ)」というインタビューで本人が「ですから、ウチはコンテンツに対して、この記事はユーザーの共感を得ているかを判断するKPIも持っています。それに、データを解析すれば、どのコンテンツがユーザーの心を捉え、滞留時間が伸びたかなんて、すぐに分かりますしね」と語っていることからもわかります。
――では、他のキュレーションメディアも、村田さんが言う“変化”を見据えていると思いますか?
思いません。たぶん、誰も分かってない。この1年で、「この人たち分かってるわ~」と思ったメディアは「MERY」だけですもん。他のバイラル、キュレーションは、現状、読み物に留まっちゃっているので、“表面”しかない。“背骨”が存在しない。
たぶん、今後残るキュレーション、バイラルメディアは2つか3つじゃないかな。皆が我々みたいにメディアに背骨を通さなきゃダメだなと学習して、ちゃんと作れば別ですけど。今のままなら、あらかた消滅すると思う。だって、魂を感じないですもん。
――村田さんが言う、メディアに必要な“背骨”とは何ですか? ユーザーが共感を感じやすい仕組みや構造といった意味ですか?
そこはポイントです。絶対。ですから、ウチはコンテンツに対して、この記事はユーザーの共感を得ているかを判断するKPIも持っています。それに、データを解析すれば、どのコンテンツがユーザーの心を捉え、滞留時間が伸びたかなんて、すぐに分かりますしね。
奇しくもこのインタビューの中で、今回問題になった件について自ら「死」を予言、しかしそういうサイトでも「儲かる」と断言しています。
――逆に、ユーザーの共感を呼ばないバイラル、キュレーションは……
何度も言うように、死にます(笑)。で、共感を呼べない人たちはどうするかというと、他で当たっているバイラルをコピーするんですよ。なので、クローンが無茶苦茶できる。
今後は、ユーザーの共感を呼ぶオリジナルなコンテンツが作れるキュレーションがスケールする一方で、ユーザーが感じる“心地いい状態”をサイエンスできないメディアは、単なる掲示板のまとめサイトみたくなっていくでしょうね。でもね、そんな掲示板のまとめ状態のバイラルサイトも、そこそこは儲かると思いますよ。
――儲かる? なぜですか?
だって、他のメディアからのパクりでも、そこそこトラフィックを張っとけば、人がたくさんそこに来るから。それで、中身が面白ければ、シェアされるし。それにこうしたメディアって、ユーザーが継続的にそこに来る常連ではないじゃないですか。
実際に過去のインタビュー「「iemo」の成功から広告が学べること 創業者の村田マリさんに聞きに行く | AdverTimes(アドタイ) - Part 2」(キャッシュ)では自分の情報感度について「ミーハー」だとして、以下のように披露しています。
村田:誰にでも可能性はあると思う。なんで私の鼻が利くかというと、めちゃくちゃミーハーだからです。情報感度が高いというと高尚だけど、AKBが結成したばかりの頃に劇場に見に行ったり、新しいものが大好きなんですよ。ミーハーっていうと格好悪いけど、みんなが欲しいと思う同じ感覚が私にはある。
須田:ミーハーだと事業を成功に導けるようになるということ?
村田:その可能性が高くなる。情報感度という面では、私には2人のロールモデルがいる。一人は秋元康さん。おニャン子クラブやAKB48など、大衆が求めていることに天才的に鼻が利く人。もう一人は林真理子さん。林さんの著書を読むと、彼女もミーハーさが武器だと分かる。雑誌「anan」の連載を読んでいても、タレントやダイエットの話など、主婦が飛びつきそうなゴシップを扱う。大先生にもなってミーハーさを失わないのは、素直で素敵だなと思う。ミーハーはダサいかもしれないけれど、武器になるから私は常にミーハーでありたい。
結果的にゴシップにすぐに飛びつくような種類の「常にミーハーでありたい」でい続けた結果、「メディアとして情報を人に届ける」ために最も必要な「それは本当なのか?」という視点が欠けていたわけです。ほかのインタビュー内でも、例えば使用しているコスメについて「コスメは、自分では調べずに、美容に詳しい友人に情報を聞いて(キャッシュ)」と答えており、そもそも「調べる」ことを軽視していたようです。
つまり、読者が記事を読んだ時にどのような感想を抱くのか、どのような行動を起こすのかという想像力が欠如していることが、DeNA自体の、そしてWELQをはじめとする閉鎖された全サイトの運営に共通する最大の問題であり、その原因として全体統括を行っていた村田マリ氏の責任は重大です。このままシンガポールに逃げ得されるような事態を許すべきではない、ということになります。
一方で、DeNAの守安社長はインタビュー(キャッシュ)で「誰に責任があるとは明言ができない」と答えています。しかし、最大の原因の1人である可能性はかなり高いはずです。
-iemoをDeNAに売却した村田マリ氏は、その後、DeNAの執行役員になり、キュレーション事業のトップとしてWELQも含めた9サイトの成長をけん引しました。彼女の責任について、どうお考えですか。
守安:現場で何があったのか、かなりの部分がわかっていませんので、そこも含めて、第三者委員会の結論を待ちたいと思います。今の段階で、誰に責任があるとは明言ができない。責任の所在は誰にあるのか、しいて一人挙げろと言われたら、それは社長である私です
なお、以下の写真に出ているすべてのサイトに問題があるので閉鎖されたということになっていますが、閉鎖されてアクセスできないため、例えば自分のサイトの記事・画像、あるいはTwitter・Facebook・YouTubeなどにアップロードしていた画像や動画などからどれを持って行かれて盗用されたのかという検証ができなくなってしまっているのが現状です。
GIGAZINE編集部では既にDeNAに対し、閉鎖した全サイトの全記事について、上記のような問題の検証のためにアクセスしたいがどうすればいいか?という問い合わせを「キュレーションプラットフォームサービスに関するお問い合わせ専用窓口」から行っており、進展があり次第、続報を掲載予定です。
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