2016年05月

2016年05月20日

Android対応のPepper開発者向けモデルが7月より発売- SDKの無償配布を開始

Android対応のPepper開発者向けモデルが7月より発売- SDKの無償配布を開始


ソフトバンクロボティクスは、同社が開発・販売を手がける感情認識ロボット「Pepper(ペッパー)」をGoogle のAndroidに対応させ、2016年7月より開発者向けモデルを先行販売すると発表した。それに先立ち、Androidプラットフォーム上でロボアプリを開発するためのソフトウエア開発キット(SDK)「Pepper SDK for Android Studio」のベータ版をWebサイト上で提供を開始した。Androidに対応したPepperの本体価格は19万8,000円。SDKは無料。


 

「Pepper(ペッパー)」Webサイト
 
 
「Pepper(ペッパー)」は、周囲の状況を把握しながら自律的に判断して行動し、人の表情と声のトーンを分析して人の感情を推定できる人型ロボット。人と会話したり、家族の写真を撮影したり、スマートフォンと連携して家族にメッセージを送ったりできる。

今回、PepperがAndroidに対応することで、Android向けアプリ開発者は既に持っているスキルを活用して、Pepper向けのロボアプリを開発することが可能になる。なお、従来のSDK「Choregraphe(コレグラフ)」も引き続き提供され、「Choregraphe」で開発したロボアプリは、Androidに対応したPepperでも利用可能とのことだ。

なお、Androidに対応したPepperの開発者向けモデルの先行販売は、2016年7月に開始予定。本体価格は19万8,000円。料金プランは「Pepper基本プラン」が1万1,800円×36カ月(分割支払)、「Pepper保険パック」が9,800円×36カ月(分割支払)、総額(3年)は97万5,600円となる。


 

「Pepper SDK for Android Studio」配布ページ
 
 
また、「Pepper SDK for Android Studio」は本日より「Pepper Developer Portal」のWebサイトよりLinux版とWindows版(ともにベータ版)のダウンロードが可能となっている。価格は無料(「Pepper SDK for Android Studio」は、現在販売されているPepperでは利用不可)。

ちなみに、従来より公開されている簡単なドラッグ&ドロップ操作とアルゴリズム理論を使ってPepperの動きを作ることのできるSDK「Choregraphe(コレグラフ)」(Linux版、Mac版、Windows版)も同Webサイトよりダウンロードできる。

なお、本製品については、追って大塚実氏による記者会見のレポートを掲載する。

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【速報】Pepperが世界展開に向けてAndroidのSDKに対応。7月にはAndroid対応の新たな「Developerモデル」も販売開始

2016年5月19日

5月19日、ソフトバンク本社ビルにて記者発表会が開催された。ソフトバンクロボティクス代表の冨澤文秀氏が登壇。AndroidのSDKがPepperに対応を開始することを発表した。本日5月19日より専用SDK「Pepper SDK for Android Studio」の無料配布を開始。Androidのアプリ開発者を巻き込んで、今後デベロッパーの数が100倍以上になることが想定されている。またGoogle Playで公開されている100万以上のアプリと連携することで、さらなる価値を提供していく。

またAndroidの開発環境に対応した新しいDeveloperモデルの販売を7月に開始することも発表した。すでにPepperを持っている場合には、アップデートにより対応が可能となる。

 記者発表会では、Google TensorFlowの機械学習を活用したハンドイリュージョンというアプリが披露された。16.000以上の手の形から画像学習をさせて作られたアプリで、あらゆる人の手を認識することができるようになっている。

 現在アメリカにて、Google I/Oが開催されているが、そこではPepperとAndroidのセッションも予定されている。


質疑応答

・Androidのアプリケーションはすべて実行可能になるのか?
 標準のAndroidアプリは使うことができる。それぞれPepperで起動する意味があるかは置いておいて、基本的にすべてPepperでも使うことができる。


・開発環境はChoregrapheからの完全移行になるか?
とって変わるというよりは、Naoqiに対してAndroidからもアプローチすることができるようになる、というプラスの意味合い。


・タブレットが強調されて、チープな使い方になってしまう可能性があるが、どのように考えているか?
 現状はいわゆる野良アプリはなく、クリエイターの方々にクオリティが高いものを作っていただいていますが、爆発的に多くの方にアイディアを出してもらいたい。一つ一つのクオリティが下がる一方で、驚くほどイノベーティブなものが出てくる可能性がある。


・ソフトのアップデートが行われるのは、一般販売モデルやデベロッパーモデルなども対象になるのか? その際はソフトのアップデートだけかどうか。
ソフトと一部ハードのアップデートを計画している。一般販売モデルもデベロッパーモデルも対象になる。


・Choregrapheは残すということですが、Naoqi専用のアプリケーションは徐々にフェイドアウトする? Choregrapheで作るメリットは?
こういうところを掘りたければこっちの方が作りやすい、ということはあるかもしれないが、基本的には違いがあるわけではない。


・個人向け、法人向けでアップデートの対応は異なる?
 現時点では未定。


・Googleとの関係はこれで終わりか。ロボットの開発会社が売りに出ているが、買うという選択肢はあるか。
 具体的に検討はしていませんが、今後も様々な角度から検討を重ねていく。
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ペッパー君がアンドロイドで動く! 今年7月に対応版が発売

人形ロボット「Pepper(ペッパー)」を開発するソフトバンクロボティクスは5月19日、都内で会見を開き、スマートフォン向けOS、Androidに対応させた「Pepper」を今年7月に発売することを発表した。Androidに対応させることで、「Pepper」関連のソフトウエア開発をスムーズにして、スマートフォンと「Pepper」を連携しやすくする狙いだ。

 これまで「Pepper」を動かすソフトは、「コレグラフ」という独自の開発ツールをつかっていた。そのため、既存のソフトやスマートフォンと連携させにくい欠点があった。「“Android版”Pepper」は、既にスマートフォンなどで多く利用されている「マップ」や「スケジュール」や「You Tube」再生アプリなどをそのまま入れられる。もちろん、そのまま入れただけでは「Pepper」は何も反応しないが、これらを元にしてアプリを「Pepper」に対応させるだけで動くようになるので、ソフト開発の労力はぐっと少なくなる。

 「Pepper」開発責任者の蓮実一隆プロダクト本部長は会見で、「Androidに対応することで、例えばYouTube再生アプリを使って、音楽に合わせてPepperが踊るということが格段にやりやすくなる」と語った。

「“Android版”Pepper」の価格は税抜きで19万8000円。このほか月額の基本料金と保険料2万1600円が3年間かかる。
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rikezyo00sumaho at 06:02|PermalinkComments(0)

IT・WEB業界で福利厚生の納得度が高い企業、1位は? /サイバー防衛で20万人不足 経産省調べ、20年に

IT・WEB業界で福利厚生の納得度が高い企業、1位は?

エン・ジャパンは5月13日、IT・WEB業界の「福利厚生への納得度が高い」と社員が回答した企業ランキングの結果を発表した。同調査は5月12日時点で、同社サイト「カイシャの評判」においてクチコミ300件以上・アンケート回答者30名以上の企業を対象に、インターネットで実施した。

IT・WEB業界で福利厚生の納得度が高い企業

 

「福利厚?への納得度が高い」と社員が回答した会社トップ10
 
 
ランキングの結果、1位は「日立ソリューションズ」(82pt)だった。次いで2位は「エヌ・ティ・ティ・データ」(81pt)、3位は「NTTドコモ」(80pt)、4位は「エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ」(79pt)、5位は「日本ユニシス」(77pt)となった。以降、6位「日本マイクロソフト」(75pt)、7位「アクセンチュア」「サイバーエージェント」(ともに74pt)、9位「日本オラクル」(73pt)、10位「KDDI」(72pt)と続いた。

トップ3位企業のクチコミをみたところ、1位の「日立ソリューションズ」には「他社と比べても福利厚生は充実している方かと思います。特に住宅補助は年齢にもよりますが、最大で家賃75%が補助され魅力的です。他にも福利厚生会社のポイントが毎年5万円分支給され、自分の好きなものに使える制度もあります」(20代/男性/現社員/IT系エンジニア)、「提携しているスポーツ施設、宿泊施設など充実しており、PCや携帯電話を購入した場合、引っ越しした場合の費用の補助等も充実している。人間ドッグを受診しても、実質はタダになる」(50代/男性/元社員/IT系エンジニア)などのコメントがあった。

2位の「エヌ・ティ・ティ・データ」では、「家賃補助の額や各種手当、休暇の数、在宅勤務制度、育児サポート、人間ドックなど、非常にレベルの高い環境が整っている。特に既婚者の場合、手当がグレードアップするため、既婚者に優しい会社である。また、最強の健康保険がついてくるのも魅力」(20代/男性/現社員/IT系エンジニア)、「住宅手当が4万円(独身)、7万円(既婚)。このほか、4万円分のカフェテリアポイントや持ち株制度、財形貯蓄、住宅財形など多種の福利厚生がある。中でも、住宅手当と持ち株制度はお得感があるかもしれない。さらに、結婚・出産タイミングで祝い金がある」(30代/男性/現社員/IT系エンジニア)などの声があがった。

3位の「NTTドコモ」には、「福利厚生は非常に良い。実家の場所に関係なく社宅あるいは家賃補助が支給される。また、転勤手当や都市手当、昼食手当などもある。そのほか、スポンサー企業の割引や、ポイント制のレジャー施設・ホテル・民宿・遊園地・ネットショップなどの割引も充実していて、非常に満足できる」(20代/女性/元社員/企画・事務・管理系)、「人間ドック・脳ドックなど健康管理についても毎年福利厚生を利用した受診が可能。財形貯蓄の制度についても複数用意されている。福利厚生については種類が多く、全てを把握しきれないほど用意されているといえる」(20代/男性/現社員/営業系)といった声があがった。

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エン・ジャパン---3日続伸、サイバー防衛人材20万人不足と報じられ

<4849>  エン・ジャパン  1783  +88
 3日続伸。上値抵抗として意識されていた25日線を突破してきている。経産省は、サイ
 バー攻撃などに対処できるセキュリティーの専門人材が2020年に20万人近く不足すると
 の調査結果が報じられており、人材関連への関心が高まる。一目均衡表では転換線、基
 準線を突破し、雲下限を捉えてきている。

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サイバー防衛で20万人不足 経産省調べ、20年に 

経済産業省は、サイバー攻撃などに対処できるセキュリティーの専門人材が2020年に20万人近く不足するとの調査結果をまとめた。人工知能(AI)など最先端のIT(情報技術)に関わる人員も約5万人足りなくなる見通し。官民を挙げた人材育成が急務になる。

 調査は企業へのアンケートやIT産業の就職・離職率、市場規模の統計などから、経産省が推計した。ITを主力とする企業だけでなく、自動車や電力など産業界全体で…

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2016年05月19日

Androidスマホの故障率はiPhoneの約2倍

Androidスマホの故障率はiPhoneの約2倍


AndroidスマートフォンはiPhoneに比べて故障率が高い、との調査結果が公表されました。 Androidスマホの故障率は44%、iPhoneの25%の約2倍 アメリカのモバイル関連サービス企業、Blanccoが公表した調査結果によると、2016年第1四半期(1~3月)におけるAndroidスマートフォンの故障率は44%で、iPhoneの25%よりも2倍近く高い結果となりました。 Androidスマートフォンの場合、地域によって故障率に開きがあるのが特徴的です。アジアで55%と最も高く、以下ヨーロッパの35%、北米の27%が続きます。 Androidの中ではサムスンの故障率が高い Androidのうち、メーカー別では、サムスン製が故障端末の43%を占めていますが、これは同社の世界的なシェアの高さのためとも考えられます。 モデル別では、Galaxy S6が7%、S5が6%でAndroidスマートフォンの上位に並んでいます。 iPhoneシリーズの中では、iPhone6が25%、iPhone5sが17%で上位となっています。これは、Androidと違いモデル数が少ないiPhoneでは、個々のモデルの占める割合が高くなるためです。 製品の信頼性がより重要に 調査結果を紹介したBusiness Insiderは、スマートフォンが人々の生活に欠かせない存在になるにつれて、製品の信頼性はブランド選択において重要度が高まっている、と指摘しています。 Androidは世界的に高いシェアを誇っていますが、最新版OSの普及が進まないほか、メーカーや端末ごとに仕様がまちまちで、アプリの安定した開発条件が確保しにくいという課題も抱えています。

rikezyo00sumaho at 06:45|PermalinkComments(0)

2016年05月18日

米海兵隊、「Windows 10」への移行で苦戦--古いハードウェアが障害に

米海兵隊、「Windows 10」への移行で苦戦--古いハードウェアが障害に

米海兵隊は、コンピュータネットワーク全体に「Windows 10」を導入しようとしているが、その計画が思わぬ困難にぶつかった。最新のシステムでも、アップグレードで問題が生じているという。

  Federal News Radioの報道によると、技術者らは当初、Marine Corps Enterprise Network(MCEN)内のコンピュータの約60~70%に、リモートでWindows 10をインストールできると考えていたという。リモートでインストールできれば、担当者が個々のデスクトップやノートPCを見て回らなくて済む。

  しかし、海兵隊の最高情報責任者(CIO)を務めるDennis Crall准将によると、実際にリモートでインストールできるのは10%程度だという。

  Crall准将は次のように述べている。「問題はハードウェアにあり、数年前のハードウェアは新しいハードウェアよりWindows 10をインストールするのが難しい」

  問題は、古いハードウェアにあるというのだ。

  Crall准将は、さらに次のように続けた。「米国防総省内で言う『新しい』の意味を考えてみると、うちは『昨日の技術を明日購入する』ようなところだ(新たに導入する場合も過去の技術を購入している)。われわれの最新システムの多くは、箱から取り出した直後のものでもアップグレードで問題が生じており、これはわれわれも予期していなかった」

  海兵隊はMicrosoftのエンジニアらと緊密に連携して問題に対処しており、使用するシステムの数を減らすことと併せて、デスクトップの仮想化も解決策の1つになるかもしれないと考えているという。

  ではなぜ、国防総省はシステムへのWindows 10導入することにそれほどの時間をつぎ込んでいるのだろうか?その理由はセキュリティだ。

  国防総省のCIOを務めるTerry Halvorsen氏は、「最初からこれほどのセキュリティ機能が組み込まれたOSは導入したことがない」として、次のように述べている。「われわれは、一般の職員向けにガイダンスを作成して、Windows 10を家庭向けシステムにインストールした場合に利用できる機能について特徴をリストアップするつもりだ。これは、ソフトウェア製品に対して私にでき得る限りの支持を表明するものだ」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。



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Windows 10への自動アップグレードスケジュールの通知がさらに凶悪化してWindows Updateと一体化、キャンセル方法はコレ

Windows 10への自動アップグレードスケジュールの通知がさらに凶悪化してWindows Updateと一体化、キャンセル方法はコレ

IEのセキュリティパッチにWindows 10アップグレード広告が挿入されたり、Windows 10への自動アップグレードテロをワンクリックで防ぐツール」が登場したりと、ユーザーをWindows 10にアップグレードさせたいMicrosoftとアップグレードしたくないユーザーとの攻防が続いていますが、今度はWindows 10への自動アップグレードスケジュール通知がWindows Updateと一体化したことがわかりました。

Microsoft Auto-Scheduling Windows 10 Updates

http://www.tomshardware.co.uk/windows-10-auto-schedules-updates,news-52980.html


Microsoft is now providing a time and date that your PC will auto-upgrade to Windows 10 [Update]

http://www.neowin.net/news/microsoft-is-now-providing-a-time-and-date-that-your-pc-will-auto-upgrade-to-windows-10


Windows 10アップグレードのアイコンをクリックしたり、PCを再起動した時に現れるのが以下のような表示。2カ月ほど前からこの表示がPCに出現するユーザーはいた模様ですが、ここ数日で、これまで「Windows 10にアップグレードしませんか?」と尋ねてきていたポップアップに、「5月18日に行われるWindows UpdatesでこのPCはアップグレードされます」と予告されるユーザーが急増したとのこと。キャンセルするには「ここ」をクリック。


アップグレードの日時を選択してください、と言われるので、日時指定の下にある「アップグレードの予定を取り消す」をクリック。


さらに「アップグレードの予定を取り消す」をクリック。


なお、自動アップグレードスケジュールは以下のように「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」になっていると発生するようなので、今後も同様の自動アップグレードスケジュールが組まれると困る場合は、コントロールパネルの「Windows Update」から「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」以外の3つのどれかを選びましょう。


もちろん、自動アップグレードスケジュールの表示にはアップグレードの日付を変えたりキャンセルしたりする選択肢があるので、無理強いはされていません。ただし、この表示を見ずに気づかないままアップグレードしてしまう人がいるのではないか、Tom's Hardwareのマイケル・ジャスティンさんは指摘しています。

なお、Windows 10の無料アップグレードの提供期間は2016年7月28日までで、期間終了まで3カ月を切ったわけですが、Microsoftは7月29日以降も無料提供を行うのでは、というウワサもあります。



rikezyo00sumaho at 05:58|PermalinkComments(0)