2016年02月

2016年02月29日

Apple、3月21日のイベントは本社キャンパス内で開催か

Apple、3月21日のイベントは本社キャンパス内で開催か


Appleは、3月21日(または22日)にスペシャルイベントを開催し、新型の4インチiPhoneである「iPhone SE」や9.7インチのiPad Proを発表すると噂されていますが、ニュースメディア『BuzzFeedNEWS』はこの発表会について、大規模なものではなく、クパチーノにある本社キャンパス内で開催する小規模なものになるだろうと報じています。

FBIからのバックドア要求により1週間開催に遅れか

Appleは、当初3月15日に新製品の発表を開催するのではないかと噂されていましたが、FBIからのiPhoneのバックドア要求に伴い、開催が当初予定よりも1週間遅くなり3月21日に開催されることとなったようです。なお、翌日3月22日には裁判所で本件に関するヒアリングが行われることもあわせて伝えられていますので、22日の開催については可能性が低いと思われます。
 
また、開催場所については本社キャンパス内が予想されており、やや小規模なものになるようです。
 
今回の新製品発表会では、多くのユーザーが待ち望んでいる4インチの新型iPhone「iPhone SE」のほかに、iPad Air3の代替として発表されると噂の9.7インチ型「iPad Pro」、さらに、Apple Watchの新しいベルトが発表されるのではないかと噂されています。
 
いよいよ発表会が迫ってきましたね。当日の発表内容に期待しましょう。



その無料Wi-Fiスポット、実は危険かも?

その無料Wi-Fiスポット、実は危険かも?


すでに引っかかっている人は多い?

外出先で無料でアクセスできるWi-Fiスポット。なかにはアクセスにパスワードの入力すら必要としない、セキュリティ設定の低いものもありますよね。だれでも利用しやすいようにとの善意からかもしれませんけど...。

このほどセキュリティ企業のAvast Softwareは、どれほど多くのスマートフォンユーザーが、セキュリティの危険を無視して、怪しげな無料のWi-Fiスポットへと接続してしまいがちなのかを実証する「Avast Wi-Fi Hack Experiment」を敢行。先日スペインのバルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレス(MWC)への訪問客でにぎわうバルセロナ空港におきまして、4時間におよぶフィールドテストを実施しましたよ。

Avast Wi-Fi Hack Experimentでは、空港内の各所に、一見すると公式Wi-Fiスポットのような「Starbucks」や「Airport_Free_Wifi_AENA」といったSSIDのアクセスポイントを設置。また、MWCへの登録ブース横には、これまたオフィシャルっぽい「MWC Free WiFi」なるSSIDのアクセスポイントをセットアップして、いずれもパスワードで保護されていない、誰でも接続できる状態にしておきました。

すると、わずか4時間で、無防備にも同アクセスポイントへと接続したユーザー数は2,000人を突破! こうしたセキュリティ設定の低い公共Wi-Fiの利用時には必須となるVPNサービスを、きちんと利用していたユーザーはほとんどいなかったんだとか。同社のテストスタッフには、接続ユーザーが、どんなサイトを閲覧し、スマートフォンにはどんなアプリがインストールされているのか、ほぼすべて丸見えとなっていたことが明らかにされていますよ。

もちろん、この実験では集めたデータは一切保存されずに破棄されました。とはいえ、その気になれば接続ユーザーがどこへメールを送信し、どのようなパスワードを入力したのかまで、簡単に情報収集して悪用も可能だったことが警告されています。


多くのMWC参加者が海外から訪れ、高額なデータローミングではなく、無料のWi-Fiを好んで利用して節約しようとしたのは驚くべきことではない。

テック系のイベントであるMWCに来場する人々でも、まんまと偽装Wi-Fiスポットに引っかかってしまった理由を、Avast Softwareのモバイル部門を率いるGagan Singh氏は、こんなふうに説明しています。しかしながら、こうしたユーザーを狙い、いかにもオフィシャルっぽいSSIDの無料Wi-Fiスポットを立ち上げて、次々と接続ユーザーから個人情報を盗み出す悪意のあるハッカーが存在してもおかしくはありませんよね~。


オープンなWi-Fiスポットの利用は安全でないことくらい、多くの人が認識していることだ。とはいえ、たとえその点を認識していても、スマートフォンの設定次第では、自動的に(安全でないものも含め)Wi-Fiスポットへ接続してしまうことは、あまり認知されていない。

Avast Wi-Fi Hack Experimentを振りかえって、Singh氏は、こんなコメントも出しています。パスワードで保護されていないWi-Fiスポットへ、自動で接続する設定を使用しているユーザーは、とりわけ注意しなければならないでしょう。無料でWi-Fiが使えると喜んでいたら、知らないうちに重要機密を抜き取られまくっていたなんてことにならないよう、外出先では気をつけないといけませんね。





2016年02月28日

個性派揃いのSIMフリースマホが今、一番面白い!

個性派揃いのSIMフリースマホが今、一番面白い!

SIMフリースマホは、主要キャリアから販売されるスマホよりもスペックが抑えめのローエンドやミッドレンジモデルが多い。しかし、最近ではデザインや使い勝手を追求したモデル、ユニークな機能を備えた端末が続々登場している。今、SIMフリースマホは“革新的な個性で選ぶ”時代に突入したのだ!

■HOYAの10層構造レンズユニット採用の“デジカメスマホ”

 SIMフリー端末市場で高い人気を誇るASUSのZenfoneシリーズ。最新モデルの『Zenfone Zoom』はカメラ機能を追求したモデルだ。

Zenfone Zoom Zenfone Zoom

 メインカメラは1300万画素でHOYA製の10層構造レンズユニットを採用し、スマホの薄い本体に光学3倍ズーム、光学手ブレ補正機能を搭載した。ルックスもカメラらしく、背面カバーに本革を使った「プレミアムレザーカバーモデル」も用意している。ストレージや背面カバーの素材違いによって複数のモデルがあり、価格は4万9800円~6万8800円。ASUSのオンラインショップのほか、大手家電量販店などで販売。MVNO各社も取り扱う模様だ。

■フランス生まれのオシャレスマホ

 ALCATEL ONETOUCH(アルカテルワンタッチ)はフランスで生まれたスマートフォンブランド。『IDOL 3』はデザインを重視したシリーズの端末で、上下逆さまに持っても普通に使えるリバーシブル仕様が特徴だ。

IDOL 3 IDOL 3

 スピーカーとマイクを2つ搭載しており、電話がかかってきた際に端末の向きを気にせず通話を始めることができる。JBLの技術を搭載し、高音質もアピールしている。公式ショップのほか、家電量販店などで購入できる。価格は3万9800円。


■ステーショナリーのように温かみのあるスマホ

『NuAns NEO』は、スタイリッシュなスマートフォンのアクセサリーを取り扱ってきたトリニティが開発したWindows 10 Mobileを採用したスマートフォンだ。最大の特徴は、本体に装着する背面カバーを選べること。本体全体を覆う手帳型ケース「FLIP」と、上下の組み合わせをそれぞれ8種類のケースから自由に選べる「TWOTONE」の2タイプを用意している。

NuAns NEO

 COREと呼ばれる本体は3万9800円。カバーは「FLIP」が2750円または3680円。「TWOTONE」は上部が1500円または1600円。下部が1400円または1500円。公式オンラインショップのほか、三越伊勢丹やロフトなどでも販売されている。MVNOではU-mobileが取り扱う。

■Androidなのに折り畳みで見た目はほぼ、フィーチャーフォン

 J:COM MOBILEが独占的に販売している『LG Wine Smart』は、フィーチャーフォンでおなじみのテンキー付き折り畳み端末だが、3.2インチのディスプレイはタッチ操作に対応し、Google Playでアプリのダウンロードも可能と、スマートフォン的な使い方ができるAndroid端末。

LG Wine Smart

 キャラクターの「ざっくぅ」が描かれた「ざっくぅキー」を押すと、J:COMの加入者向けサイト「MY J:COM」にアクセスできる。価格は3万3000円。


■4インチの液晶が背面と内面に2つ搭載された欲張りモデル

 FREETELが扱っている『MUSASHI』もテンキーを搭載した折り畳み端末だが、背面と内面に4インチディスプレイを搭載するデュアルディスプレイ仕様だ。

MUSASHI

 閉じた状態では少し厚めだが一般的なAndroidスマートフォンとして使え、開くとテンキー操作ができるフィーチャーフォンスタイルになり、文字入力などが快適に行える。両画面ともタッチ操作が可能だ。まだ開発中で発売時期や価格は未定だが、面白い使い方が期待できそうだ。

■ついに“真VAIOスマホ”がデビュー

 昨年、MVNOの日本通信からVAIOブランドのスマートフォンが販売されたが、今回登場した『VAIO Phone Biz』はVAIO自ら細部にまでこだわって開発したWindows 10 Mobile端末だ。

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 背面はアルミニウムの削り出しで質感高く、VAIOのパソコンと親和性のあるデザインに仕上げられた。製造は海外で行なわれるが、最後はVAIOの安曇野工場で品質チェックする「安曇野FINISH」。ドコモとの相互接続試験をクリアし、ディスプレイに接続するとパソコンのように利用できる「Continuum」にも対応した。基本的には法人向けモデルとして扱われるが、VAIOの公式オンラインストアで一般向けにも販売される。4月発売予定で、価格は5万円台。MVNOではBIGLOBEと楽天モバイルが扱うことが発表されている。



2016年02月27日

スマホ料金が7割減になる格安SIM。ここまで安くなる“裏の論理”をプロが徹底解説

スマホ料金が7割減になる格安SIM。ここまで安くなる“裏の論理”をプロが徹底解説

人気商品&サービスのあるところに価格競争が起きるのは世の常。イチ消費者にとっては嬉しいことだが、安かろう悪かろうでは意味がない。3/1発売のSPA!に掲載されている特集『絶対に損しない![激安の裏側](秘)リスト』では各業種のプロが真贋を見極める術を伝授。価格競争の内情を知ることで、絶対に損をしないコツが見えてくる! ここでは話題の「格安SIM」について紹介しよう。

◆スマホ料金7割減。決め手は通話とサポート充実度

 大手キャリアに比べて約3分の1の価格でスマホを使うことのできる「格安SIM」に注目が集まっている。これまで免許制であった通信事業に大手キャリア以外の企業も参入が可能になり、人件費などを削ることで低価格を実現しているのだ。数あるサービスのなかで良品を見分ける術を携帯ジャーナリストの石川温氏に聞いた。

「ビックカメラや楽天など多くの企業が参入していますが、料金に大差はない。決め手となるのは、データ通信以外の部分でしょう。本命は『楽天モバイル』。これまでの格安SIMは電話を多くかける人には割高でしたが、楽天モバイルは5分以内なら電話がかけ放題というプランを打ち出しました。音質も大手キャリアと変わらないので格安SIMのなかで頭ひとつ抜けた存在です」

 選ぶ際、サポートの充実度も重要なポイントだという。

「格安SIMは不具合をある程度自分で解決する必要があり、大手キャリアのようなサポートは期待できません。なので、いざという時のために店頭販売を行う会社を選ぶのはアリ。楽天のほかには、IIJmioはサポートが充実していますね。その他の決め手としてはTポイントや航空マイレージなどとの連携ポイントです」

 反対に避けたほうがいいサービスはあるのだろうか。

「『b-mobile』は避けたほうがいい。格安SIMのパイオニア的存在でしたが、競争が厳しくなっていくなかでサービスが終息する動きになっている。加えて、市場規模に対して参入企業が多すぎるので淘汰が始まるでしょう。サービスが突然終了する可能性もあるので規模が小さな会社は控えるのが無難。また、違約金が発生するものもあるので、すんなりやめられるところを選びましょう」

 石川氏によれば、どの格安SIMも12~13時の時間帯はつながりにくくなるとのことだが、昼休みのスマホが息抜きという人以外は格安SIMを活用したほうがいいのは事実。きちんと見極めて活用してみよう。

〈見極めポイント〉
肝心なのは通話の音質と料金。サポートにも注目

 3/1発売の週刊SPA!に掲載されている特集『絶対に損しない![激安の裏側](秘)リスト』では、ほかにも「電力自由化」「バスツアー」「ジェネリック家電」「ロボット掃除機」「回転寿司」「PBアルコール飲料」「不動産」「輸入中古車」「航空券」「レーシック」「婚活パーティ」「マッサージ」「オンライン英会話」など合計15ジャンルの激安マーケットについて完全網羅。絶対に損をしないための「激安の論理」を徹底解説している。1円でも損をしたくなければぜひ参考にすべし! 



2016年02月23日

新Xperiaは「Z」ではなく「X」!Android 6.0&高性能カメラ搭載で全3機種【MWC 2016 Vol.16】

新Xperiaは「Z」ではなく「X」!Android 6.0&高性能カメラ搭載で全3機種【MWC 2016 Vol.16】

 「MWC 2016」(スペイン・バルセロナ)に出展するソニーは22日(現地時間)、Android 6.0を搭載し、カメラ機能を強化した新スマートフォン「Xperia X」シリーズを発表。日本でも発売を予定する「Xperia X Performance」を含む全3機種がラインナップに揃う。

■新「Xperia X」シリーズは全3機種展開

 ソニーモバイルは一昨年の「MWC 2014」で「Xperia Z2」を、昨年の「MWC 2015」では「Xperia Z4」をそれぞれ発表してきたことから、今回も続けて最上位シリーズの登場を期待する声もあったが、今年の主役はZシリーズの弟分にあたる新シリーズに代わり、展示のテーマもコミュニケーションツールとしてのXperiaの展開を広げるビジネス戦略に主眼が置かれる格好となった。

 スマートフォンXperiaの最新モデルは「Xシリーズ」と名付けられ、ラインナップは最上位機種の「Xperia X Performance」、続いてフラグシップモデルの「Xperia X」、シリーズのスタンダードモデルとなる「Xperia XA」の3機種。今年の夏以降に世界各市場で発売を予定するグローバルモデルだが、日本では最上位の「Xperia X Performance」のみが発売を予定する。

 Xperiaシリーズ全体での位置付けについては、「Xperia Z」シリーズを頂点として、新しいXシリーズがその下に加わることになりそうだ。アルファベットの「X」には“人と人との交差。ユーザーに寄り添いながら、出会いが育むコミュニケーションをサポートする新しいXperia”という意味が込められている。なお、過去にソニー・エリクソンがグローバルモデルとして発売したXperia Xシリーズから、設計やコンセプトを含めて一新されたシリーズになる。

 Xシリーズ内の価格詳細については今回のイベント時点では明らかにされなかったものの、最もスタンダードな機種の「Xperia XA」が昨年の「MWC 2015」で発表された“スーパーミッドレンジモデル”「Xperia M4 Aqua」の後継モデルに位置づけられるようだ。さらにXシリーズの発売後も現行の最上位シリーズである「Xperia Z5」の販売は継続される。

 画面サイズは3機種ともに5.0インチ。ディスプレイの解像度は“X Performance”と“X”がフルHD、“XA”が1280×720となる。液晶モジュールの内部にタッチセンサーを内蔵するインセルタッチ方式を採用したことにより、画面の視認性を高めた。

 本体の背面素材はメタルとし、フロント側はエッジに緩やかな曲線を付けたカーブドガラスを採用。側面はアンテナの性能を確保するため樹脂素材を使い、全体のデザインもラウンドフォルムとして手のひらに馴染みやすくしている。上位の“X Performance”と“X”は側面の電源ボタンにZ5シリーズから採用が始まった指紋認証センサーを内蔵。“XA”ではディスプレイ周囲の狭額縁デザインにチャレンジしている。

 カラーバリエーションはホワイト、グラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールドの4色。最上位の“X Performance”については、ホワイトとグラファイトブラックの2色はバックパネルがヘアライン処理、ゴールド系の2色はマット処理として変化を付けた。各機種には本体と同系色のスタイルカバーも発売を予定する。

■最新のAndroid OSと高速プロセッサを採用

 プラットフォームは「Android 6.0 Marshmallow」を搭載する点は共通。CPUは最上位の“X Performance”がクアルコムのクアッドコア64bit対応SoC「Snapdragon 820(MSM8996)」を搭載。“X”は同じクアルコムのヘキサコア64bit対応SoC「Snapdragon 650(MSM8956)」、“XA”はメディアテックのオクタコア64bit対応SoC「Helio P10」をそれぞれ採用した。

 対応周波数帯は公表されていないが、LTEの通信規格は“X Performance”が「Cat.9」、“X”が「Cat.6」、“XA”が「Cat.4」をそれぞれサポートする。Bluetoothは上位2機種が4.2、“XA”が4.1までとし、NFCについては全機種が対応する。

 カメラ機能はZ5シリーズと同様に、ソニーのデジタル一眼レフカメラ“α”のエンジニアと共同で開発を行った高機能を特徴にうたう。上位の“X Performance”と“X”には新たに「Predictive Hibrid Auto Focus」と呼ばれる被写体の動き予測して正確な手ブレを抑えた写真撮影を可能にする自動フォーカス機能が搭載された。

 またソフトウェアのアルゴリズムを見直すことにより、カメラ機能をスタンバイ状態から起ち上げて、シャッターが切れるまでのアイドルタイムをさらに短縮。「Xperia従来機種の2倍」の速さで撮影ができるようになっているという。

 メインカメラ側のイメージセンサーは全機種がソニー独自開発の「Exmor RS for mobile」を搭載。画素数は上位2機種が約2300万画素、ISO感度はISO12800までカバー。上位2機種が広角24mmの「Gレンズ」を内蔵する。“XA”のセンサーは約1300万画素で、オートフォーカスは「ハイブリッドAF」仕様とし、Gレンズも非搭載な点など、上位機に比べると仕様はやや簡易化されている。フロントカメラは上位2機種が約1300万画素のイメージセンサーを搭載し、レンズも広角22mmのワイド仕様、HDRにも対応するなどセルフィ撮影時の利便性を強化した。

 内蔵バッテリーにも“インテリジェンス”を追求した。今回のモデルから新たに搭載された「アダプティブチャージング」では、スマホでは初めてとなるQnovoのバッテリー制御技術を採用。バッテリーの状態に合わせて最適な充電を行うことで、バッテリーモジュールの寿命を約2倍に伸ばせるというもの。また従来のXperiaシリーズからのスタミナ設計技術により、最大2日間の長時間バッテリー性能を実現した。内蔵バッテリーパックの容量は“X Performance”から“XA”まで順に2,700mAh/2,620mAh/2,300mAh。