2015年07月

2015年07月28日

総チェック!  リリース目前のWindows 10、知っておくべき情報を総まとめ(7月29日から))

総チェック!  リリース目前のWindows 10、知っておくべき情報を総まとめ  (7月29日から))

windows 10 Yahoo!検索(リアルタイム) twitter情報

7月29日、マイクロソフトよりパソコン向け基本ソフト(OS)の最新版「Windows 10」がリリースされます。既に多くのメディアで様々な報道がされていますが、今回はリリース前に知っておくべき基本的な情報をまとめます。

最大のポイントは、既存ユーザー向けの無償アップデート

Windows 10には主に家庭向けの「Windows 10 Home」とビジネス向けにセキュリティ機能などを強化した「Windows 10 Pro」の2つのエディション、そしてモバイル向けに今秋以降リリースを予定している「Windows 10 Mobile」が用意されています。その最大のポイントは、既存のWindowsユーザー向けに無償でアップデートが提供される点。ライバルのAppleは、既に「Mac OS X」のアップデートを無償で提供し続けていますが、ついにマイクロソフトも無償アップデートに乗り出すことになるのです。

マイクロソフトのアナウンスによると、無償アップデートの対象となるのはWindows 7 Service Pack 1とWindows 8.1 Updateのパソコンとタブレット端末を使用しているユーザーで、無償アップデートできるのはリリースから1年間。Windows 7とWindows 8のユーザーでも最新のアップデートを適用していないユーザーは対象外になるため、パソコンのシステム情報で現在のOSバージョンを確認し、必要に応じて「Windows Update」を使用してOSを最新の状態にしておくことをお勧めします。

ちなみにWindows 10 MobileはWindows Phone 8.1のユーザー向けに無償アップデート提供される予定ですが、現在日本国内で発売されているWindows Phone 8.1端末は、マウスコンピュータの「MADOSMA」のみ。今後の予定では、SIMフリースマートフォン「KATANA」がフリーテルから発売される見込みで、THE PAGEでもレポートをしていますが、多くのメーカーからWindows 10 Mobileを搭載した新たなスマートフォンやタブレット端末の登場が期待されます。

アップデートの予約は簡単、でもご利用は慎重に

Windows 10へのアップデートを希望するユーザーは、現在使用しているパソコンのWindows Updateにアップデートの予約を促すアナウンスが出ていれば、そこから予約をするだけで7月29日以降に自動的にアップデートが開始されます。マイクロソフトのスケジュールではまず「Insider Program」というベータテストに参加したユーザーに優先的にアップデートが行われ、その後アップデートを予約したユーザー、全ての対象ユーザーへと段階的にWindows 10が提供されます。そのため、予約をしても29日にすぐ提供されるというわけではないようです。

ただし、iPhoneやAndroid端末でOSのアップデートに馴染みのある人でもパソコンのOSアップデートは初めてというユーザーも多いのではないでしょうか。スマートデバイスと違い、パソコンのOSアップデートではいくつか注意すべき点があります。それが、パソコンで使用しているソフトウェアやデバイスドライバーと呼ばれる周辺機器を使用するために必要なツールのアップデートで、パソコン内に保存したデータのバックアップと併せて、OSアップデート前にチェックしておきたい重要なポイントです。

普段パソコンではオフィスソフトや画像編集ソフトなど様々なソフトウェアや、プリンターやスキャナー、外付けハードディスクやメモリーカードリーダーなどの周辺機器を使用していますが、これらのソフトウェアや周辺機器の動作に必要なデバイスドライバーは、OSをアップデートしても自動的にはアップデートされません。アプリストアで一括してアプリを更新できるiPhoneやAndroid端末と違い、パソコンの場合にはソフトウェアや周辺機器のメーカーが提供するアップデートを個別にインストールする必要があるのです。Windows 10にアップデートした後に、ソフトウェアや周辺機器に必要なアップデートを適用できない場合には使えなくなってしまう場合もありますので、よく使うソフトウェアや周辺機器は事前にメーカーのウェブサイトで対応状況を確認することをお勧めします。

また、一部のオンラインサービスでは、Windows 10へのアップデートを控えるようアナウンスしているケースがあります。特に高度なセキュリティが求められるインターネットバンキングやネット証券のオンラインサービスでは十分な動作確認ができていないことを理由に、現時点でWindows 10での利用を「不可」としている場合があり、よく利用するオンラインサービスについてもWindows 10での利用について特別なアナウンスをしていないか事前に確認するようにしましょう。

さようならInternet Explorer、おかえり  スタートメニュー

続いて、Windows 10の新機能などについてチェックしましょう。

大きなポイントは、Windows 8で姿を消してしまっていた「スタートメニュー」が復活する点です。Windows 8では、様々なアプリの情報がタイル状に並んだ「モダンUI」がメイン画面になり、従来のWindowsにあったデスクトップ画面はそのメニューのひとつになるという使い勝手の大改編があり、ユーザーからは賛否両論がありました。しかし、Windows 10では再びデスクトップがメイン画面になり、モダンUIで提供されていたアプリの情報はスタートメニューの中に表示される形になります。使いたいソフトの呼び出しやファイルの検索がかつての使い勝手に戻ることで、使いやすさが改善することが期待されます。

また、マイクロソフトが1994年から手掛けてきたInternet Explorerに代わり、標準搭載のブラウザソフトがMicrosoft Edgeという新開発のソフトになる点も大きなトピックスです。かつて世界的なブラウザ市場はInternet Explorerがほぼ独占状態でしたが、現在はGoogle ChromeやMozilla Firefoxなどの新興勢力がその使いやすさやパフォーマンスの高さを武器にシェアを大きく伸ばしている状況。そこでMicrosoft Edgeはウェブサイトを表示する際のパフォーマンス(表示の速さや動作のサクサク感)を従来のInternet Explorerや競合の他社製品よりも大幅に向上させ、使いやすさと軽快感を追求していると言われています。

加えて、今後リリースされる予定の新機能が、Cortana(コルタナ)と呼ばれる音声アシスタント。これはAppleのSiriやGoogleの音声検索に似たサービスで、天気予報やスケジュールのチェックやウェブ検索などに活用できるようです。この機能は米国、英国、中国、フランス、イタリア、ドイツ、スペインで提供を開始し、今後日本でもリリースされるとのことです。

なお、Windows 8で登場した「Windowsストア」は、Windows 10でも健在。今後は、パソコン、タブレット、スマートフォンといったマルチデバイスに、アプリだけでなくゲーム、音楽、映像コンテンツなどを提供する統合的なマーケットにしていくと表明しています。

多くのユーザーが経験する“初めてのアップデート”、混乱なく進むか

以上、これまでWindows 10で知っておくべきポイントについてまとめてきましたが、中でも最も注目したいのが、多くのユーザーが使用しているパソコンにオンラインで届けられる初めてのWindowsになるということではないでしょうか。

これまで、Windowsはパソコンメーカーがプリインストールして拡販することで普及が拡大し、多くのユーザーはパソコンを買い替えることで新しいWindowsを手に入れてきました。一方で、こうした拡大手法がパソコン需要の低下などもありユーザーの分散を招き、新しいWindowsのライバルは“過去のWindows”だと言われてきた背景でもあります。今回マイクロソフトは初めてWindowsが既存ユーザーに無償提供するという方針転換に踏み切ったのは、過去のバージョンに分散しているWindowsユーザーをWindows 10に集約し、今後の成長戦略の土台作りをしたいというマイクロソフトの思惑もあるのではないかと考えられます。

しかしこうした方針転換は、無償で最新の環境を手に入れられるという良い面がある一方で、多くのユーザーに“使っているパソコンのOSをアップデートする”という初めての経験を生み出すことになります。iOSやAndroidなどソフトウェアの提供方法をアプリマーケットに集約しているプラットフォームと異なり、様々なメーカーが独自にソフトウェアや周辺機器を提供しているWindowsプラットフォームでは、ただOSを新しくすれば良いと言えるほど簡単にはいかない面もあり、予備知識なくアップデートに踏み切ると“データが消えた”、“ソフトが使えなくなった”、“周辺機器が動かなくなった”といった予想外の出来事も想定されます。7月29日以降、混乱なくアップデートが進むか、特にリテラシーの低いユーザーがWindows 10へのアップデートをスムーズに進められるかどうかは注視する必要があり、メーカーはユーザーサポートの体制を十分整える必要があると言えるでしょう。
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主要ネット証券・主要ネットバンク・メガバンク・地銀などのWindows10とMicrosoft Edgeの対応状況まとめ。ついでにWindows10予約取り消し方法もお伝えします.
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企業ユーザーは急いでWindows 10のアップデートはしてはいけない その理由と対策
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2015年07月07日

絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 本 約10冊

絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門   本 約10冊

Swift  入門 Yahoo!検索(リアルタイム) twitter情報

iPhone/iPadの開発メモ (Swift言語)

Swift学習のおススメの本  ライト

Amazonでどの本がいいか検索していました。いくつか候補もあったのですが感想の部分に「ios8.1になってから動かない」という書き込みがいくつかありました。
そこでios8.1に対応していることと 絶対に挫折しない という文言に惹かれてこの本を購入することになりました。
(ios8.1 に対応していないものも含む)
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iPhone/iPadプログラミングバイブル Swift/iOS8/Xcode6対応 (smart phone programming bible) 単行本  - 2014/10/22

布留川 英一 (著)
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Swiftスタートアップガイド 単行本  - 2014/11/12

掌田 津耶乃   (著)

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XcodeではじめるSwiftプログラミング 単行本(ソフトカバー)  - 2014/12/18

大津 真   (著)
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親切すぎるiPhoneアプリ開発の本 単行本  - 2015/7/2

國居 貴浩 (著)
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詳解 Swift 大型本  - 2014/12/10

荻原 剛志   (著)
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Android開発者のためのSwift入門 単行本(ソフトカバー)  - 2015/5/27

中西 良明,日高 正博(著)
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開発のプロが教える Swift標準ガイドブック 単行本(ソフトカバー)  - 2014/12/25
渡辺 龍司   (著),
富家 将己   (著),
鈴木 晃   (著),   
 & 2 その他
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No.1スクール講師陣による 世界一受けたいiPhoneアプリ開発の授業 [iOS 8 & Xcode 6 & Swift対応] 大型本  - 2015/4/10
世界一受けたいiPhoneアプリ開発の授業

No.1スクール講師陣による 世界一受けたいiPhoneアプリ開発の授業 [iOS 8 & Xcode 6 & Swift対応]
著者RainbowApps講師,桑村 治良,我妻 幸長,高橋 良輔,七島 偉之
//// 初
絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門【Swift & iOS8.1以降 完全対応】 大型本  - 2014/12/20
高橋 京介   (著)

//// 中
プロの力が身につく iPhone/iPadアプリケーション開発の教科書 Swift対応版 大型本  - 2015/1/17

藤田 泰介 (著)
//// 上
詳細! Swift iPhoneアプリ開発 入門ノート Swift 1.1+Xcode 6.1+iOS 8.1対応 単行本  - 2014/12/13
大重美幸   (著)

詳細!Apple Watchアプリ開発入門ノート
詳細!Apple Watch アプリ開発入門ノート Swift1.2 + Xcode6.3対応 (Oshige introduction note) 単行本  - 2015/6/6
大重美幸 著
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2015年07月05日

食べログ vs Retty 口コミ数戦争?

食べログがRettyに”ガチ”の勝負を仕掛けてきた:口コミ数の定義が全然違うだろ!

Rettyが2015年7月2日に開催した事業戦略発表会で、実名こそ出していないが(実名サイトなのに)事実上食べログと思われる事業者を東京の口コミ件数を抜いたという発表(Tech Crunch)を出した。 

これに対し、食べログ側が反論のリリースを掲載。口コミの定義の指標が食べログとRettyで異なっており、この問題から様々な論点が浮き彫りにされるため、CNETに先に出されてしまったが、The Startupでも見解を述べる。




テキストがない口コミは口コミと定義できるのか?

「食べログ vs Retty口コミ数戦争」の論点は、両社で異なる「口コミの定義」だ。

食べログの定義:200文字以上のテキスト投稿
Rettyの定義:テキストなし写真なしも含む

Rettyの定義の口コミはこれだ。

スクリーンショット 2015-07-03 22.11.25赤字で囲ったところが満たされれば口コミとカウントされる。

『オススメ度』『利用シーン入力』『おすすめの食事入力』の3つが満たされれば口コミである。これがRettyの定義であり、この定義を持ってして、食べログの「200文字以上のテキスト」を定義とする口コミ数に勝ったと主張しているのである。

そもそも、Rettyのテキストも写真もない投稿を「口コミ」と呼べるのか?

ここは人により判断がわかれるであろうが、筆者は口コミとして「呼べない」と判断する。筆者はRettyには600件以上の投稿を持つヘビーユーザーだが、テキストも写真もなにもない投稿は参考にならない。ユーザー視点で見て、限りなく役に立たない投稿であるといえる。その点、食べログの200文字以上のテキストがある投稿の方が、確実に役立つ確率は高い。

競合ではなくユーザーファーストがスタートアップの鉄則

口コミ数戦争に関する話は、上記の定義が違うという問題で終了である。

だが、ここから派生した問題が二つあると本誌では考えた。まずは競合を意識しすぎるスタートアップは如何なものかという点だ。

Rettyとしては「東京で食べログの口コミ数を上回ったぜ!」と主張することによって、サービスが伸びている感をアピールし、「食べログの次はRettyの時代」という印象を植え付けたかったのであろう。それはある意味、後述するTech CrunchやThe Bridgeの報道もあり、スタートアップ界隈では記事もバズり、そういった印象を持つ人が本誌の記事が出るまでは多かったと思う。フォロワーの立場であるRettyとしては正しい戦略だ。どんな切り口であれ、競合に勝るという見せ方を使ってくるのは当然である。

ただ、ユーザーにとっては食べログとRetttyの競争などどうでもよく、「Rettyが自社に都合のよい数字(人によってはそれって違うじゃんという定義)で食べログに勝ったと主張していること」を知ったユーザーはどういう気持ちになるだろうか。

本誌にもRettyの事業戦略説明会の案内はきていたが、筆者がそういったイベントに出席することを好まないことを理由に不参加としたが、最近毎月のようにMAUの伸びをメディアで発表してうぇいうぇいやっているRettyになにかしらの違和感を覚えていた点が拭えなかった。

数字や競合比較をアピールすることで、ユーザーはついてこない。

それは自社内でやればいいことである。対外的に主張し続けるという戦略も理解できるし、メディアはPVが取れればなんでもいいみたいなところはあるので、The Bridgeは毎月それを喜んで報道する。800万MAU突破、900万MAU突破、毎月そんな記事を載せて楽しいのか。筆者はずっと違和感を覚えていた。おっと話が逸れた。

現に筆者は600投稿以上したユーザーとして、「テキスト写真投稿のない口コミ数で食べログを抜いた!」と主張していることについては、悲しみを覚えた。どうでもいいだろそんなことと。しかも定義が全然違うだろと。

競合を見すぎたスタートアップは没落していくという定説もあるように、これはやりすぎではないかと感じた。本誌も後述するTech Crunchなど競合を叩くことがよくあるので人のことは言えないが、競合を考える時間があればユーザーのことを考えた方がサービスの成功に近づくのではないか。過度な競合の煽りは、Rettyのユーザーファースト意識が下がっている指標ともいえるだろう。もともとは非常にユーザー視点があった企業のはずだ。

実態を把握せず事業者の言ったことをコピペしたメディア

競合ではなくユーザーを見ろ。といった話をした直後にこの主張をする矛盾を許してほしいが、今回の事業戦略発表会を紹介したTech Crunchの記事は残念であった。今回はCNETがいい仕事をしたと思う。

「Rettyの口コミ数が食べログの口コミ数を東京で抜いた」という点をおそらくなにも疑問を持たずに書いた。そこに問題がある。

事業者が言ったことをそのまま書くことがメディアの仕事ではない。

事業者が自社に都合のいい数字を主張してくるのは当たり前のことであり、その数字を安易に受け止めてはならない。今回の場合は筆者が600件以上Rettyに投稿しているヘビーユーザーであり、かつCGMの事業経験もあるがゆえに、Rettyの主張する「口コミ数」には多分に「テキストと写真のない役立たない口コミ」が相当数含まれることが容易に想像できた。

その定義の違いも確認せずに(ちなみにRetty側は自社が有利な情報を出せばいいので、定義の違いがバレなければPR成功となるので、必ずしも出す必要はないと思う)コピペで載せる。ユーザーとして使っていないし、事業経験もないがゆえに、気づかないのだと思う。

少し話が逸れるが別の例を挙げると、食べログもRettyもやっていることだが「MAU」で主張していくのも筆者はいかがなものかと思っている。事業者が主張するならまだしも、メディアで紹介する上では。メディアは事業者と読者の橋渡しをする役割であり、翻訳家の側面もある。

「MAU1,000万」と聞くと、一般読者は「え、日本の人口の1/10も使っているんですか?」とミスリードする可能性がある。アプリDL数も二重カウントが含まれていることもありそうだが、DL数よりMAUの方が一般読者にははるかに分かりにくい。「MAU」を軸とした記事を本誌であまり出さない理由はそこにある。読者をミスリードしないためだ。

話が逸れたが、異なる定義の指標において、東京の口コミ数でRettyは食べログを上回ったと主張した。それを媒介者であるメディアはどう受け取るか。Rettyの主張したものをそのまま載せてしまった。結果、間違った情報で多くの読者に伝わってしまった。

おそらく、カカクコムがリリースで反撃してこなければ、多くの読者は「食べログよりRettyの時代なんだね!」という印象で終わっていたであろう。そうなればRettyとしては成功であるが、メディアの役割としては如何なものか。本件の行く末がどうなるかわからないが、RettyもTech Crunchも共に信頼性が下がるのではないか。

こういった際どい戦いにおいて、「コピペメディア」のメッキが剥がれる。

食べログ vs Retty 口コミ数戦争の論点を最後におさらいしよう。

・テキストや写真のない口コミは口コミと定義できるのか
・Rettyはユーザーより競合を見過ぎでありユーザーとしては残念
・事業者の主張をコピペして掲載するメディアの信憑性

以上です。様々なご意見、お待ちしております。

こうやって記事になることも見据えた上での戦略発表会であれば、大成功かと。

ちなみに筆者は、今後も投稿は食べログではなくRettyでしていくと思います。
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「食べログは競合ではない」。グルメアプリRetty、10億円調達の狙い
2015/3/16
実名制のグルメサービス、「Retty(レッティ)」が3月16日、第三者割当増資によって、10億円を調達することを発表した。2011年にサービスを立ち上げてからわずか3年で700万ユーザー数を達成、資金調達によって、さらなる飛躍を目指す「Retty」。ニューズピックス編集部は創業者、武田和也氏にインタビューを行った。

10億円調達の使い道は?

約半年にわたって、交渉を続けた結果、Fidelity Growth Partners Japanを中心に10億円、資金を調達することができた。この資金を使って、海外進出を行う。特に香港やシンガポールなどを中心に東南アジアと北米に、コミュニティマネジャーを置き、サービスを拡大する。

もちろん、海外展開と平行して人材採用も行う。Rettyは全社員合わせても30人程度だが、海外進出にあたって、人の補強は必要不可欠になる。年内に100人程度まで拡大する予定だ。

「食べログ」は競合ではない

国内では「食べログ」という競合サービスがいる。食べログに先んじてということか?

しばしば食べログと比較されるが、厳密にいうと食べログは競合という位置づけではない。多くのグルメサービスの中でも立ち位置が少し違う。例えば、最初に始まった「ぐるなび」は店舗数を網羅に掲載して、ネットでグルメを探す文化を築き上げた。

次に登場した食べログは「点数」という評価制をいれることで、お店選びに新たな軸を作り出した。だが、それだけでは定量的な情報にとどまってしまう。例えば、「恵比寿」「イタリアン」と調べるとすべての人が同じ検索結果を見ることになる。ユーザーはそこから点数などの定量的な情報を元にお店を選んでいる。2014年日本に上陸したYelp(イエルプ)も基本的に同様だ。

もちろん店への点数評価も大事だが、「食」という分野は個人の好みが色濃く反映される。高級な店を探すこともあれば、コストパフォーマンスの良さを重視することもある。点数が高いことが必ずしもユーザーの満足につながるとは思っていない。我々が目指すのは、その人の好みによってお店探しが出来る個別に最適化されたサービスだ。

「グルメアプリ3.0」を掲げる武田氏。食べログやぐるナビとは一線を画したコンセプトを掲げる
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「グルメアプリ3.0」を掲げる武田氏。食べログやぐるナビとは一線を画したコンセプトを掲げる

「Retty」は実名登録が基本で、グルメの「こだわりを持つ」層が利用している。彼らのアカウントをフォローすることで、自分にあった店選びができる。例えば、30代の男性ビジネスパーソンが銀座でお店を探す場合、20代の大学生が勧める店ではなく、「銀座付近で働いている友達」や「銀座かいわいで食べ歩きをしている30-40代」のユーザーが勧める店の方が満足度は高い。

こうしたリアルに近く、個別に最適化されたお店のリコメンデーションは匿名ではできない強みだ。加えて、現在、「Rettyオフィシャルユーザー」というグルメに精通しているユーザーによる公式アカウントも作った。さらにユーザーが楽しめる仕掛け作りも進める。

もちろん、こうした“仕掛け”だけではなく、情報量も増加してきている。現在、ユーザー数は700万人を超えている。掲載店舗も60万件(食べログ80万件)と首都圏だけで見てもほぼ食べログと遜色ないレベルに達している。


わずか30人で、700万ユーザー数という成果についてどう思っているか。

「Retty」が認知されるようになったのはつい最近のことだ。2015年に入って、月に100万人単位で伸びてきている。2011年のリリースした直後は、類似サービスが100件近く乱立した。ユーザー数が伸び悩み、「苦しい」と感じる時期も続いたが、最優先にしていたのは「いかに良質なお店と出会えるか」ということのみ。

サービス開始から、3年間、一切のマネタイズをせずに、ユーザーの体験をいかに向上させるかということだけにフォーカスしてきたことが、ここにきて、ようやく認知され始めたと思っている。現在は、投資局面だが、ナショナルクライアントとともにネイティブアドを始めるなど、有料課金も視野に入れたマネタイズ戦略を開始していく。

アメリカで1年間、探し続けた起業のアイディア

すでに食べログという大きなサービスが存在している中、新たなサービスとして参入するのは難しいことだと思うが、起業時にはどのようなことを考えていたのか。

Rettyを興すまで、26歳からの1年間、アメリカで徹底的に事業内容を考える期間を設けた。1年間、英語も話せないのに、働く予定もなく渡米するという決断は「無鉄砲だ」と思われるだろうが、私の考えは少し違う。「どの山を登るかで人生の半分が決まる」という孫さんの言葉が好きだ。

どうせやるなら日本が世界に誇る領域で、数億人規模の世界中の人々に影響を与えられるか。そして、そのサービスを利用しているユーザーの方の生活が少しでも幸せになるか。これらを強く意識していた。1年もの期間を使ったのは、その登りたい山を決めるため。

食という“山”を選んだ以上、後はそれに向かって一直線に走っていくだけ。日本が世界に誇る「食」において次なる価値をつくり、我々のビジョンである「食を通じて世界中の人々をHappyに」を実現したい。
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例  牛窓海鮮たこ焼き よすが(縁)
食べログ vs Retty


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=子供と行きたい 「桃太郎市」=
家族で楽しめるイベントあり
桃太郎市 岡山駅前商店街

牛窓海鮮たこ焼き よすが 飲食料品店 
〒700-0023 北区駅前町1-1-13
086-238-8233 

牛窓海鮮たこ焼き よすが

牛窓、岡山産の新鮮なタコを岡山県産の小麦粉に4種類のダシを溶いた生地に入れ、干しアミ、ねぎ、天かすをいれてオリーブオイルで外はサクッと中はトローリ焼きあげた「牛窓海鮮たこ焼き」や地元の果物を使った無添加自家製シロップのかき氷、冬季は地元産の牡蠣が入った「カキ焼き」など地産地消をモットーに90%以上地元の農水産物を使ったお店です。是非この機会に牛窓、岡山の食材の素晴らしさを知って頂けると嬉しいです。

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2015年07月02日

Windows 10のアップデートはしてはいけない???

Windows 10のアップデートはしてはいけない???

2015年7月29日から、Windows 10の無償アップデートが提供される。無償での提供期間は1年間だ。
いち早くアップデートしたいユーザーは多いと思うが、企業ユーザーは慌ててアップデートする必要はないだろう。
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インターネット上で金融機関と取引を行っている人は、急いでWindows10へアップグレードする必要はない

調べた第一印象は、大手よりも地銀の方が必死にリリースを出していることです。対応していない金融機関が多いことから、急いでWin10へアップグレードする必要性は無いです。必ず動作確認が公表されてから利用するように心がけましょう。

また、金融機関が注意喚起しているのにもかかわらず、Windows10を利用してインターネットバンキングなどを利用し、取引が正常に行われなかったため損失が発生した場合は、いろいろと面倒なことになる可能性あることをご承知をおきくださいませ。

なお、Windows10に移行しても、新ブラウザのMicrosoft Edgeを利用しないでIE11を利用すれば良いという意見もあるかもしれませんが、管理人は金融機関の中の人ではありませんし、公式に確認できていないことを皆様へお伝えするのは本意ではありません。さらに、金融機関が提供・推奨している無料のフィッシング対策などのセキュリティソフト(Rapport、PhishWallプレミアム、SaAT Netizenなど)は、現時点ではwindows10に対応していません。よって、そのような方法を利用する場合は、自己責任でお願いします。

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主要ネット証券・主要ネットバンク・メガバンク・地銀などのWindows10とMicrosoft Edgeの対応状況まとめ。ついでにWindows10予約取り消し方法もお伝えします
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特にWindows 10からはアップデートの方法が変わるので、移行は慎重に検討した方がよさそうだ。

●Windows 10からOSは自動的に更新される
Windows 7/8.1ユーザーは、1年間は無償アップデートできることから、通知領域に表示される[Windows 10を入手する]アイコンを通じて予約した方も多いだろう。


Windows 7/8.1ユーザーは、通知領域の[Windows 10を入手する]アイコンでWindows 10の無償アップデートを予約できる。


家庭で利用している個人ユーザーはそれでまったく問題ない。
しかし、企業ユーザー、特にWindows 7/8.1上で重要な業務アプリケーションを動かしている企業ユーザーは、Windows 10へのアップデートには慎重になった方がよい。

なぜなら、Windows 10からは、Windowsのアップデート方法が変わるからだ。

Windows 10以降、Windowsは自動的かつ継続的にバージョンアップされる。セキュリティパッチだけでなく、新しい機能追加も改良も、すべてWindows Updateを通じて行われる。
このため、従来のように、数年ごとにVistaやWindows 7などの新バージョンがリリースされることはなくなり、Windowsは連続的に進化し続けることになる。

一般ユーザーにとっては手間やコストが減るのでうれしいことだが、業務系アプリケーションの安定動作を最優先したい企業にとっては、困ったことになるのだ。
OSが勝手にアップデートされたら、そのたびに検証が必要になる。もしも、社内のシステムやアプリなどが正常に動かない場合は、プログラムの改修が必要になるからだ。

こうした事態に対応するため、マイクロソフトは企業ユーザー向けに、別のアップデート方法を用意する予定だ。

●企業向けに提供される2つのアップデート方法
企業向けに提供されるアップデートの方法は、次の2つだ。
・Current Branch for Business(CBB)
・Long-Term Servicing Branch(LTSB)

CBB
セキュリティパッチは適用されるが、新機能の適用は一定期間延期できるアップデート方法だ。企業はその間に必要な検証を行える。

LTSB
セキュリティパッチは適用されるが、新機能については、最長10年間は適用されないアップデート方法だ。これは、特に安定性が重視されるミッションクリティカルなシステム、たとえば金融や交通などのシステム用だ。

なお、セキュリティパッチも新機能もすぐに自動的にアップデートされる方法は Consumer Branch(CB)と呼ばれる。
CB、CBB、LTSBとWindows 10のエディションの関係は、次のようになっている。


表 Windows 10のエディションと選択できるアップグレードの関係。○は選択できる。×は選択できない。


中小企業の中には、Windows 7や8.1のHomeエディションを使っているところもあると思う。
その場合、Windows 10 Homeにアップグレードすることになり、CBBやLTSBのアップデート方法は選択できないことになる。

●企業ユーザーはじっくり検討を
ここまで見たように、企業ユーザーは、無償だからといって、7月29日以降、慌ててWindows 10にアップデートする必要はない。

特に重要な業務系アプリケーションが動いているPCでは、Windows 10にアップデートするかどうかも含めて、十分に検討した方がよいだろう。

Windows 10にアップデートする場合も、現在のエディションと選択できるアップデート方法を確認したうえで、必要であればエディション変更も考えた方が安全だ。

無償アップデートは、来年の7月28日まで有効なので、1年間の検証・検討時間がとれる、くらいの考え方でよいのではないだろうか。

・「Windows 10」、ビジネス向けアップデートオプションなどの詳細が明らかに
・ Keeping Windows 10 Up-to-Date for Enterprises, CBB Will Have 8 Months to Update
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Windows7・8.1でWindows 10への自動アップグレードを止める方法
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7月29日以降にWindows 7・Windows 8.1から無償でアップグレード可能になる新OS「Windows 10」について、「今使っているソフトウェアやドライバーがWindows 10で動作するか確認が取れてからアップデートしたい」という要望に応えて、Windows Update経由でのアップグレードを抑止する方法が公開されました。

Windows Update からの Windows 10 への無償アップグレードを抑止する方法 - Ask CORE - Site Home - TechNet Blogs
http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2015/07/23/windows-update-windows-10-1.aspx

方法には、グループポリシーを用いるものとレジストリからブロックする方法の2種類がありますが、いずれの場合もまずはWindows Updateで配信されている更新プログラムを先にインストールしておく必要があります。

◆更新プログラムのインストール
Windows Updateの「更新履歴の表示」をクリックすると、過去にインストールした更新プログラムが確認できます。
 

Windows 7(64ビット版)の場合、「Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3065987)」という名前があればOK。Windows 7の32ビット版やWindows Server 2008 R2でも、後ろのアルファベット+数字が「KB3065987」のものがあれば大丈夫です。Windows 8.1・Server 2012 R2の場合は「KB3065988」です。
 

もし未インストールの人はWindows Updateを実行するか、以下のページから個別に更新プログラムをインストールして下さい。Windows 7の場合はコレ。

Windows の Windows 7 クライアントと Windows Server 2008 R2 の更新: 2015年 7 月
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3065987

ページなかほどにある「方法2」の項目にあるリンクのうち、32ビット版OSなら「x86ベース」、64ビット版OSなら「x64ベース」の方の「パッケージを今すぐダウンロードします。」をクリック。
 

移動先のページはこんな感じ
 

プルダウンメニューで「Japanese」を選択
 

ページが日本語表記に切り替わるので「ダウンロード」をクリック。
 

「保存」をクリック。ダウンロードされるファイルのサイズは3.15MB。
 

ダウンロードしたファイルを起動
 

もし更新プログラムをインストール済みだった場合はこのようなメッセージが表示されます。未インストールだった場合は画面の指示に従ってインストールを行って下さい。
 

なお、Windows 8.1の場合の更新プログラムはコレ。

Windows Windows 8.1 のクライアントと Windows Server 2012 R2 の更新: 2015年 7 月
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3065988

Windows 7と同様、32ビット版なら「x86ベース」を、64ビット版なら「x64ベース」を選んでダウンロード&インストールを行って下さい。

 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01521_m.png" border="0">

◆グループポリシーでインストールを抑止する方法
グループポリシーを用いる方法はWindows 7 Home Premium、およびWindows 8.1(無印)では使えないため、後述のレジストリを用いる方法を参照して下さい。

まずは、スタートメニューにある検索ボックスに「gpedit.msc」と入力し、出てきた「gpedit」をクリック。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01522_m.png" border="0">

これでローカルグループポリシーエディターが起動します。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01523_m.png" border="0">

「コンピューターの構成」→「管理者テンプレート」→「Windows コンポーネント」とツリーをたどり、「Windows Update」の項目を開くと、「Turn off the upgrade~~」と書かれた行があるので、ダブルクリックで開きます。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01524_m.png" border="0">

「有効」にチェックを入れ、OKをクリック。これで完了です。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01526_m.png" border="0">

◆レジストリでインストールを抑止する方法
もう1つの方法はレジストリを変更するもの。スタートメニューの検索ボックスに「regedit」と入力し、出てきた「regedit」をクリック。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01527_m.png" border="0">

レジストリエディターが起動します。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01529_m.png" border="0">

ローカルグループポリシーエディターに比べてかなり縦長のツリーですが、「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Policies」→「Microsoft」と辿り、「Windows」の中身が見えるところまで移動します。Windowsキーのツリー下部に「WindowsUpdate」というキーがない場合は、自分で新規作成します。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01532_m.png" border="0">

「Windows」キーを右クリックして「新規」→「キー」と選択。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01534_m.png" border="0">

すると「新しいキー #1」という名前のキーが作成されます。F2キーを押して名前変更を行い「WindowsUpdate」という名前にします。「Windows」と「Update」の間に半角スペースを入れてはいけません、タレコミありがとうございます。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01553_m.png" border="0">

次は、作成したばかりの「WindowsUpdate」キーをクリック。画面右側には「(既定)」という名前の文字列があるだけなので、空いているところを右クリックして「新規」→「DWORD (32ビット) 値(D)」を選択。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01535_m.png" border="0">

「新しい値 #1」が作成されました。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01537_m.png" border="0">

これもF2キーを押して名前変更、「DisableOSUpgrade」とします。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01541_m.png" border="0">

「DisableOSUpgrade」を選んだ状態で右クリックし、「修正」をクリック。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01542_m.png" border="0">

値のデータという欄に「1」と入力し「OK」をクリック。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01543_m.png" border="0">

「DisableOSUpgrade」の右端が「0x00000001 (1)」となっていれば完了です。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/snap01544_m.png" border="0">

Windows 8.1の場合は、デスクトップでスタートボタンを右クリックし「ファイル名を指定して実行 (R)」をクリック。あるいは、Windowsキー+RでもOK。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/ta0001_m.png" border="0">

「regedit」と入れて「OK」をクリック
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/ta0002_m.png" border="0">

レジストリエディターが起動するので、Windows 7のときと同じようにツリーを辿っていき、DWORD値「DisableOSUpgrade」を設定すればOKです。
 <img src="http://i.gzn.jp/img/2015/07/24/windows10-upgrade-turn-off/ta0005_m.png" border="0">